「第二部第3章 なぜロマンス語は分裂したのか」に、伝統中国の文言文と方言ないし地域言語の関係を考える際に興味ある仮説が。
ロマンス語地域では二言語併用に2つの型があったものと推定される:
A) ローマ人が来る以前に行われていた言語(基層substrat)の話し手が,征服者の言語たるラテン語を学んだ。
B) 自分達の言語(上層superstrat)を話していた侵入者が,被征服者の言語たるラテン語を採用した。 (78頁)
(大修館書店 1982年12月)
ロマンス語地域では二言語併用に2つの型があったものと推定される:
A) ローマ人が来る以前に行われていた言語(基層substrat)の話し手が,征服者の言語たるラテン語を学んだ。
B) 自分達の言語(上層superstrat)を話していた侵入者が,被征服者の言語たるラテン語を採用した。 (78頁)
(大修館書店 1982年12月)