「永遠の命」などというもの与えられても、人間は持て余すだけだろう。最後は「地獄の苦しみ」と変わらない。
「永遠」は人間からすべての「意味」と「価値」を消去する。そこに剥き出しの時間が露出する。痺れるような、染みこむような、流れることのない、体液になった退屈。
「永遠」に耐えられるのは人間ではない。時間を持たぬ神であり、瞬間しか持たぬ虫である。
ならば、「永遠」を語る者よ。君が語っているのは、死の横顔にすぎない。
・・・・・ この寒さというのに、部屋の隅をアリが一匹、歩いていました。それを見ていてとりとめなく想ったこと。
今年も一年、当ブログを読んでいただき、ありがとうございました。