くじら図書館 いつかの読書日記

本の中 ふしぎな世界待っている

「後宮に星は宿る」篠原悠希

2018-10-11 19:53:17 | ファンタジー
 夏の旅行の帰りに横浜のアニメイトで買いました。
 二冊目まで買ってあるのですが、もう五冊くらい出ているのですよね。
 篠原悠希「後宮に星は宿る 金椛国春秋」(角川文庫)。
 金椛国(椛は国字ですが、舞台設定は唐や漢代をイメージしているそうです)の名門に生まれた星遊圭は、幼い頃から病弱です。薬師の胡娘から薬学の知識を学び、やがては宮中に出仕して……と、考えていたのに、皇帝の崩御により殉死を求められます。
 叔母の玲玉が正妃となったため、一族は粛正されることになったのです。(外戚の権威を封じる策がとられているためです)
 一人で逃げることになった遊圭は、以前手助けした娘明々に救われ、彼女とともに後宮で下働きとして働くことに……。

 いつ男とばれるかはらはらしている遊圭に、宦官の玄月は手助けをしてくれますが、次第に利用されるようになります。
 こういう男女入れ替わりものは結構好き。
 遊圭を救ってくれる厨房の趙婆や、ペットだった「天狗」(狸に似た外来種だそうですが……アライグマでしょうか)のキャラクターもいいですよ。

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