た、確かに、始まりそうにはありません、このティータイム。
原田ひ香「はじまらないティータイム」(集英社)。一言ではとても言い切れない、不思議な感触です。
中心になるのは女性四人。まずミツエ。おばさんです。独特だけど普通の。いや、逆かな。普通なんだけど、独特。家族は彼女をあてにしていない感じ。
その娘、奈都子。けだるいようなふうで、でも怒りを持って生きている。
ミツエの甥(奈都子のいとこ)が、不倫の末に相手を妊娠させてしまう。別れた妻が佐智子、新しい妻が里美です。
里美がいうには、自分はこれまでなんでも努力してきたのだそうで、結婚もその成果だとか。
新築のマンションや豪勢な結婚式を望む里美ですが、ミツエの夫に出席してほしいのに断られてしまうと義母に言われます。なんとか頼むことができないか。考えた末に、里美は奈都子を訪ねることにします。娘から頼んでもらえばいいと思ったのですね。
同じ頃、ミツエはなんだか佐智子に会わなくてはならないと考えます。ところが、アパートを出た彼女に声をかけようとしたら、見知らぬ家に入っていくではありませんか! なんと、ピッキングまでして!
かっとんでますよねぇ。そして、みんな身勝手なんですよね。
丹念に積み上げられた物語は、集結に向かって走り出します。
原田ひ香「はじまらないティータイム」(集英社)。一言ではとても言い切れない、不思議な感触です。
中心になるのは女性四人。まずミツエ。おばさんです。独特だけど普通の。いや、逆かな。普通なんだけど、独特。家族は彼女をあてにしていない感じ。
その娘、奈都子。けだるいようなふうで、でも怒りを持って生きている。
ミツエの甥(奈都子のいとこ)が、不倫の末に相手を妊娠させてしまう。別れた妻が佐智子、新しい妻が里美です。
里美がいうには、自分はこれまでなんでも努力してきたのだそうで、結婚もその成果だとか。
新築のマンションや豪勢な結婚式を望む里美ですが、ミツエの夫に出席してほしいのに断られてしまうと義母に言われます。なんとか頼むことができないか。考えた末に、里美は奈都子を訪ねることにします。娘から頼んでもらえばいいと思ったのですね。
同じ頃、ミツエはなんだか佐智子に会わなくてはならないと考えます。ところが、アパートを出た彼女に声をかけようとしたら、見知らぬ家に入っていくではありませんか! なんと、ピッキングまでして!
かっとんでますよねぇ。そして、みんな身勝手なんですよね。
丹念に積み上げられた物語は、集結に向かって走り出します。
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