もはやお花畑ではいられない。アメリカも中共もロシアも自国が最優先である。それを念頭に置かなければ、墓穴を掘ることになる。隣国による核攻撃の危機に直面しているのが今の日本である。アメリカの核兵器を日本が管理するというのが、もっとも手っ取り早い対抗策である。それが難しいのであれば、日本が核武装することも選択肢に加えるべきだろう▼やられたら、やり返す実力を備えれば、北朝鮮の脅しは通用しなくなるからだ。フランスが核兵器を保有するにあたって持ち出したガロアの理論を、もう一度検証する必要があるだろう。超大国に匹敵するような核はなくても、それがあることで独自の抑止力が成立するという考え方である。北朝鮮もガロアの理論を踏まえて、核武装に踏み切ったのである▼平和ボケした日本人にとっては、北朝鮮が日本に核ミサイルを撃ち込むなどというのは、まさしく青天の霹靂であった。予想だにしなかった事態なのである。アメリカと五分に渡り合っているのは、何発かの核兵器があり、ミサイル開発も着々と進んでいるからなのである▼日本には佐藤栄作内閣時代からの非核三原則がある。アメリカの核の傘の効力に疑問が呈される事態になってきており、同盟国アメリカの理解を前提にして、いよいよ日本も限定的な核武装についての議論に入るべきだろう。日本の政治は日本国民のためでなくてはならず、そのためにはタブーを設けるべきではないからだ。
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