草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

トランプの大統領就任で避けて通れなくなった日本の核武装論議!

2017年01月11日 | 安全保障

いよいよ20日にトランプがアメリカの大統領に就任する。彼が超大国の舵取りをどうするかで、世界は一喜一憂することになる。危惧されるのは安全保障の問題である。日本としては国益重視の姿勢で臨む以外にないだろう。アメリカはより現実的になるとみられる。自国防衛はおざなりにはしないだろうが、世界の警察官としての役割からは徐々に手を引くだろう▼日本は自主防衛力を高めなければ、中共や北朝鮮の軍事的な脅威には対抗できなくなる。そこで出てくるのが核武装の論議である。アメリカの核の傘があてにならなくなれば、もし仮に核による恫喝が日本になされた場合に、お手上げになりかねない。それに対処するには、潜水艦に核ミサイルを装備しておいて、いざというときに報復するという、抑止力が必要になってくる。通常兵器でいかに日本が優れていても、核がなければ無用な長物でしかない▼憲法9条の二項も改正できない我が国にとっては、それはハードルが高いことは確かであるが、もはや避けては通れないのである。これまでの日本人の考え方の根本にあったのは、中共や北朝鮮が攻撃してくるわけがない。いざとなればアメリカは日本を防衛してくれるというものであった。しかし、その前提が崩れつつあるのだ。それを無視して日本の平和や安全を維持することは、困難になってきているのである。

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2 コメント

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西洋花札とは無関係に (素浪人)
2017-01-11 22:41:56
我が国は元々何らかの形で核武装するのが必須の国家です。特亜三国と露助という敵国に囲まれており、その中の三ヶ国が核保有国です(北鮮の保有可能性も含む)。そんな状況で、アテにもならないメリケンの核の傘を信じている方が異常であり甘ったれなのです。

トランプ次期大統領の存在は我が国の核武装とは本来無関係そのものですが、国民世論を誘導するのに有益なのであればせいぜい利用するのが得策、というだけの話です。
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安全保障は自国の義務 (竜人)
2017-01-24 17:00:32
トランプ大統領就任は、他国が守ってくれると思う幼稚な精神状態から抜け出すきっかけになるだろうか。元米軍海兵隊員の在日アメリカ人が、最近『アメリカ白人の闇』という本の中で、既に1970年代からアメリカではなく日本が自国を守るための最大の任務を行なってきており、日本の軍隊が有能であることを自覚し、精神的にアメリカに頼るのをやめるべきだと言っていたが、アメリカ人に正論を言われる前に、自分たちで気づく時だと思う。
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