今日の早朝、ロンドンオリンピックの開会式に先立って行われたサッカー女子の一次リーグで、日本はカナダを2対1で破り、幸先のよい白星スタートとなった。後半の部分しかテレビで観戦できなかったが、日本選手のきびきびしたプレイと、少しも怯まないファイテングスピリットでもって、カナダを圧倒したのだ。まさしく日本人の本領発揮である。原発事故などで、日本は危機的な状況にあるが、日本人の生命力は、まだまだ枯渇したわけではないのである。大柄なカナダ選手にぶつかっていく姿は、それこそ旅順攻略の日本軍の兵士とダブってならない。おびただしい犠牲を払いながらも、最終的には敵の陣地の上に日章旗を掲げた雄姿をほうふつとさせてくれる。屍を踏み越えて前進した七万人の戦士は、何のためらいもなくロシア軍の機関銃の前に身をさらしたのだった。福田恆存は『近代日本の運命』のなかで、「無謀にも等しい反撃を強行した、その事の可否善悪は別として、それはそのまま當時のヨーロッパ列強に対し背伸びして力を競はうとする明治の日本の苦しい姿勢を物語るものです」と書いている。避けることができなかった日本の運命として、福田は同情を禁じ得なかったのである。なでしこジャパンは、ワールドカップで栄冠を手にしており、かつての日本軍の兵士とは同列ではない。しかし、これから一戦一戦勝ち抜くにしても、体力的に優っているわけではなく、捨て身で臨むしかないのである。だからこそ、もし金メダルを獲得すれば、日本人にとっては、その感激はひとしおなのである。頑張れなでしかジャパン。
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逼迫した生活で、逃げ癖のある官僚たち社会主義者は、あれこれと経済面で自分らの保身をはかっている。
スポーツを応援して点数を稼ごうとしても無駄だな。
世界はサッカーで這い上がろうと必死である。
しかし、日本の社会主義者は「貧乏の平等」を実現しようと足を引っ張り、日本が凋落してもかまわないと考えている。