国家権力に立ち向かうのがマスコミの使命だと思っているのであれば、中共による「新公民運動」の活動家への弾圧も許すべきではない。産経以外は大きく報道することもなく、かえって日本の「右傾化」を記事にしているのだから、ジャーナリストの使命を放棄している。北京市海淀区人民法院は昨日、公共秩序騒乱罪にあたるとして、人権派弁護士の丁家喜氏に懲役3年6月の実刑判決を言い渡した。中国共産党を批判することは、断じて許されないのである。丁氏らは昨年1月から2月にかけて北京市内の広場で、教育の機会均等や官僚の財産公開を求める活動をしただけである。丁氏以外の人権活動家3人にも、懲役2年6カ月から2年の実刑判決が言い渡された。特定秘密保護法案であれだけ騒いでおきながら、中共のこととなると、できるだけ避けて通ろうとする。それが日本のマスコミの大半なのである。しかし、ネットが登場したことで、そうしたニュースを報道しないことがばれてしまうこととなった。日本のマスコミが信用を落としたのは、伝えるべきことを伝えないからだ。嗤ってしまったのは、マスコミの権威として持て囃されていた朝日ですら、今年の春に入社した東大生がゼロであったという事実である。自分たちこそ東大を中心とする知の頂点に立っていると思っていた朝日関係者は、大きな衝撃を受けたはずだ。保守的な言論を展開する日本のネチズンを、低学歴の人間の屑のように論評していた彼らが、逆に時代の潮流から取り残されていたのである。理由は簡単である。二枚舌のサヨクジャーナリズムに誰が魅力を感じるだろう。
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