草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

文科省の天下りや私立大学医学部との癒着は大問題だ!

2018年07月05日 | 政局

前川喜平が天下りに手を染めていたように、文科省の役人は自分たちの既得権益をフルに活用しているのではないか。とくに私立大学の医学部については、以前から担当者との癒着が取沙汰されていた▼一担当者の権限でほぼ決まるのだから、大学側も必死である。東京地検が昨日、佐野大容文科省科学技術・学術振興局長を受託収賄の容疑で逮捕した。昨年5月に佐野局長は、私立大学の支援事業をめぐって、東京医科大学に便宜を図る見返りに、自分の子供を不正に合格させた疑いが持たれている▼文科省の事務次官であった前川が退任したのが昨年1月20日であった。その後の事件とはいえ、文科省関係者の天下りが公然と行われていたことと、まさしく根っこは一緒ではないだろうか。私立大学の医学部にとっては、国からの優遇措置を受けられるかどうかは、死活の問題であり、その弱みに付け込むというのは最悪だ▼よく最近は膿を出せといわれるが、政治が指導力を発揮して官僚組織に切り込むべきだろう。規制緩和を推進し、官僚政治からの脱却を目指す安倍総理は、ここでためらってはならない。学業の成績だけで官僚となり、国家への忠誠心のない者たちは、その特権を自分たちの権利だと勘違いしている。表向きは政治家の決定に従うような振りをして、既得権益を守るのに躍起になっている。「面従腹背」の前川のような人間を生むような組織は、一日も早く解体すべきなのである。

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