草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

ハイテク化された全体主義国家中共による自由の破壊!

2018年07月04日 | 思想家

中共はハイテク化された全体主義国家である。孫向文氏がツイッターで「中国全土のすべての車(公衆交通を含む)にRFIDチップを義務化」と投稿した。チップは運転手の顔認識、車の色とナンバー、位置情報を中共政府に送信して、監視をすることができる▼習近平がもっとも恐れているのは、民衆が決起することである。それを阻止するには、徹底的に取り締まるしかない。中共の国防費は年に日本円で9兆円に迫るとみられているが、治安対策費はそれよりも多いといわれている▼ハンナ・アレントは『人間の条件』において「地上に住むのは一人の人間ではなく、複数の人間だ」との有名な言葉を残した。マーガレット・カノヴァンの『ハンナ・アレントの政治思想』(寺島俊穂訳)では「ハンナ・アレントにとって政治とは、このようにユニークな諸個人の共存なのである。しかし、そのような共存の難しさが非政治的な解決の危険性をつねに伴うようにハンナ・アレントには思われる。非政治的な解決とは、人間生活の限りない豊饒性を単純化し、そのことにより自由を破壊してしまうのである」と解説している▼政治とは自分以外の人間と折り合いを付けることであり、他人の立場が考慮されなければならない。全体主義国家は異質な他人を認めず、テロルと収容所によって沈黙させようとする。その典型が今の中共なのである。

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