草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本の核武装を説いたE・トッドの主張は傾聴に値する!

2018年06月27日 | 思想家

北朝鮮が核を放棄するとは考えられず、日本の核武装を議論すべきではないだろうか。トランプの言動をみていても、同盟国を核の傘で守ろうとしているとは思えない▼先月東京都内で行われた国家基本問題研究所の創立10周年シンポジュウムで、エマニュエル・トッドは日本の核武装について言及した。産経新聞のネットの配信記事で知ったが、その主張は正論である。「日本にとって米国との同盟は、オバマの時代なら容易な選択でした。しかしあまり合理的でない同盟国に頼るのは、もはや合理的な選択とはいえません。核武装が本質的な問題になってきていると思います」と断言した。トッドはソ連崩壊、トランプ勝利を予言した世界を代表する知性である。思想的には左派の平和主義者である。それでいて日本が「力の問題から解放される」ためには、それしか選択肢が残されていないというのだ▼平和ボケした多くの日本国民は、今どのような国際環境にあるかを理解しようとしない。野党は安全保障の論議をさせまいと必死だし、与党の自公だって米国頼みで切り抜けようとしている。弾道ミサイルの迎撃システムを整備するよりも、二、三隻の潜水艦に核ミサイルを搭載し、いざという時に備えた方がはるかに効率的である。やられたら反撃するというのを基本にすればいいのだ。それこそ、日本を代表する知性であった清水幾太郎や西部邁が提言したことではないか。イデオロギーというよりも、どのようにして日本国民を守るかなのである。

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