草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

安倍首相は反民主的暴力の横行を許すべきではない!

2017年08月09日 | 思想家

今の日本は民主主義の危機である。それは安倍首相が暴走しているからではない。その逆である。自民党政権が不甲斐ないために、全体主義政党や反日国家の走狗の政党が野放しになっているからだ。これでは日本の将来は絶望的である。加計や森友、さらには自衛隊の内部文書のリークなどをめぐって、安倍首相はあまりにも低姿勢である。これでは敵対する勢力に付け込まれるだけだ▼葦津珍彦が『土民の言葉‐信頼と忠誠との情理‐』の「集団暴力の論理」で述べていたことは真実である。「民主主義の国に於ても、政党は原則的に異質の反対党に対して、議会主義のルールのみで相対することは至難である。ワイマール憲法下の民主諸党は、異質のナチスとの対決に於ても『反対党の自由』を認めたがために、圧殺されてしまった。チエッコ共和国の民主諸党は、共産党に対して議会主義のルールで相対して、自ら亡滅してしまった。民主主義は、反民主主義に対しては、暴力をもってしても戦う、反民主的勢力に対しては、容赦なく圧力を加えるという初期民主主義者の信条を失ったときには自滅する」▼いくら権力を握っていても、それが民主主義を守り抜くために行使されなければ、民主主義社会はあっという間に崩壊するのである。葦津は「民主主義が教えるところは、ただ民主的な暴力(権力)を強大ならしめ、反民主的暴力(権力)の横行を許すなということにすぎない」と主張した。ここで安倍首相が弱腰になっては、元も子もなくなる。それを肝に銘じなければ日本は大変なことになるのである。


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