鳩山由紀夫首相は、秘書のせいにして本当にすませるつもりだろうか。政治資金規正法違反だけでなく、脱税の疑いもあるのを忘れてもらっては困る。それなのに、強行突破を図ろうとするのは、国民を敵に回しても、たいしたことはないと高を括っているからだろう。月1500万円もの資金提供を母親から受けていて、知らぬ存ぜぬを通せると思ったらば、それは甘すぎる。平成14年以降だけで約12億6千万円にのぼることもあり、何に使われたかを公表すべきなのである。関係する資料を提出したいと公言していた鳩山首相は、ここにきて「プライベートなものだから出せない」と逃げに転じた。嘘つき鳩山と言われても、もはやしかたがないのである。いまだかつて聞いたこともない天文学的な金額が、何に使われたか分からないというのは、とんでもない居直りである。自民党ばかりでなく、共産党も批判を強めている。鳩山首相は普天間基地の移設問題ばかりでなく、あちこちで火がついているのである。それをごまかし、ごまかしして、延命を図ろうとするのは、やはり罪に問われることが恐いのだろう。普通であれば、これだけの屈辱感を味わえば、総理の座にとどまるわけがない。何としてでも、捕まりたくないという一心で、総理の座にすがり付いているのではなかろうか。あまりにも見苦しすぎる。
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