鳩山由紀夫首相が自分を愚直とか言っているのを聞いて笑ってしまった。調子のいいことばかりへらへら喋っているくせに、そんなことがよく言えたものだ。愚直の意味も知らないで、自己弁護に用いるのはどうかしている。鳩山首相のやっていることは、単なる嘘つきでしかないからだ。そして、鳩山首相自身が認めているように、愚かなだけだ。嘘を嘘で固める人間の言うことを誰も信用するわけがない。日米が合意した普天間基地の移設先を白紙に戻したことで、安全保障上の大問題が起きているのに、その責任を逃れようとばかりしている。ワシントンポストに酷評された意味が、まだもう一つわからないのだろう。上ずった声で、必死に弁明しているのを見て、国民が同情してくれると思ったらば、それは大間違いである。混乱させた張本人が被害者ぶっても、相手にされないからだ。政権をとれば、担当能力が試されるのである。しかも、自分が火をつけておいて、それを消せずに右往左往している光景を見て、国民は鳩山首相と民主党に嫌気がさしているのである。いかに民主党をヨイショしたマスコミであっても、もう擁護する気にもならないはずだ。政治と金の問題にしても、ただただ逃げ回るだけである。そんな政治家を総理大臣にしたことを、多くの日本人は悔いているのではなかろか。それにしても、あの政権交代劇のバカ騒ぎは一体何だったのだろう。
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