民主党を中心とした鳩山政権が誕生したことで、日本はかつてない危機に見舞われている。国家の根本を否定するような法案を次々と準備しているからだ。しかし、衆議院で民主党が300を上回る議席を得ており、そうした策動を阻止するのは難しい。保守派の一部が街頭に出て戦うのも、危機感があるからだ。与謝野馨元財務相、園田博之元官房副長官が新党結成に踏み切ったことで、野党の選択肢が増えるとすれば、それは歓迎すべきではないだろうか。残念ながら、今の国会では、真に野党と呼べるのは自民党だけである。社民党は民主党の言いなりで、国民新党は小沢一郎民主党幹事長にべったりだ。共産党ももうひとつ迫力に欠ける。公明党にいたっては、鳩山政権に擦り寄っている始末だ。みんなの党は先の選挙では反自民であった。それらの政党に共通しているのは、米国よりも中国に近いことである。だからこそ、鳩山政権の不始末を大目に見るのである。平沼赳夫元経産相や鳩山邦夫元総務相も加わるとみられる新党が、間違っても中国に媚を売ることはないと信じたい。「日本がチベットと同じになる」というのは、被害妄想でも何でもない。現実に日本の国会に議席を有する者の大半は、親中国であるからだ。平沼・与謝野新党は自民党と救国戦線を結成し、実力行使に訴えてでも、この国を守らなくてはならない。与謝野元財務相は鳩山首相を「平成の脱税王」とこきおろした張本人であるわけで、自民党と組んで、鳩山政権と徹底的に戦うべきなのである。
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