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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

親米主義者であった北一輝

2010年04月17日 | 思想家

 北一輝の『支那革命外史』を読んでいると、しきりに日米関係の重要性を説いていることに気づく。北を理論的な指導者とした皇道派の青年将校も、思いは同じであったはずだ。中国を侵略している英国は許せないが、米国とは手を結びたかったのである。もちろん、クーデターのやり方については、レーニンの名前を挙げているから、ソ連の動向に無関心であったわけではない。しかし、それこそコミンテルンの指令によって、日米開戦を待望した連中とは違うのである。今になって、民主党を支持する人たちから、反米ナショナリズムを煽るような意見が出ているが、まさしくそれは、先の戦争において、ソ連共産党の意向を受けた者たちが、南進政策を推進したのと変らない。日本を思う国士であるならば、米国との関係を重視すべきなのである。鳩山政権や民主党が、ここにきてようやく軌道修正をするかのように見えるが、中国共産党の顔色をうかがうようでは、問題外である。この国の根本を否定しようとする動きに対して、臆せず戦うのが本当の民族主義なのである。米国を敵視することで、共産中国に媚を売るようでは、どうしようもない。北一輝の先見性にこそ学ぶべきではなかろうか。日本は米国を敵に回すべきではない。

 

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社民切捨ての普天間基地県内移設で決着か?

2010年04月17日 | 政局

 ようやく米軍普天間基地の移設問題は決着がつきそうだ。対米交渉を早期に打開するために、鳩山政権としても厳しい対応を迫られており、名護市辺野古の南方沖の浅瀬に滑走路を建設する案にほぼ固まりつつあるからだ。住宅街にある普天間基地の継続使用という最悪の事態を避けるには、それしか方法がないのである。それだと米国も交渉のテーブルにつくことになりそうだ。このほか、現行案よりも沖合いに移動することも検討中といわれている。ようやくここにきてソフトランディングの方向に舵を切りつつあるのだ。安全保障の問題であまりにも鳩山政権は迷走を続けてしまった。残された時間は限られている。国家国民のために、鳩山由紀夫首相は勇気ある決断をすべきだろう。それによって、社民党や国民新党が連立政権を離脱しても、それは止むを得ないことである。かえってこれをきっかけに、保守の大同団結を実現すべきだろう。もちろん、それ以前に鳩山首相が退陣すべきなのはいうまでもない。 できれば国外移設、最悪でも県外移設と言っていたわけで、民主党の選挙公約を反古にした責任は免れないからだ。

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