2020/5/13放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり、聖書を一日一日と読み進むなら不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いて参りましょう。
イザヤ書9章2節から「大きな光を見る」と題してメッセージをお伝えいたします。
「闇の中を歩んでいた民は大きな光を見る。
死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が輝く。」
自分の人生は闇の中だなあと思わされたことはないですか? もう何年も、いや何十年も、このまま人生が終わってしまうのかなあと、何かもう人生半分諦めかけた気持ちになっていることはないでしょうか。いや人生諦めてはいけない、と自分に言い聞かせるのもほとほと疲れてしまったなと思っていることはないでしょうか。私は誰にでもそのようなエピソードの一つや二つあるのではないかと思うことがあります。
ここで「闇の中を歩んでいた」というのはアッシリヤに征服されたイスラエルの国のことを言っていますね。彼らは国を奪われ奴隷とされてしまい、もはや自分たちの未来に何の良いものも期待できない状況に置かれていました。しかしイザヤはそのように落胆していたイスラエルの民に神の恵みが真っ先に与えられると語るのです。それは解放とエルサレム再建を予測させる預言でした。そして先日も言いましたように、預言書には二重のメッセージがありますから、それは現代の私たちに対する解放と再建の預言ともなっていますね。
9章6節 「ひとりのみどりごが私たちのために生まれ」とあります。それは私たちの救い主キリストの降誕をも預言しているのです。確かに私たちが人生の闇を通り、何ら人間的な助けも期待できない状況に於いては、上からの神の助けを願うことでしょう。もう自分を救うのは神以外にない、と。しかもその救いは私たちの闇の状況よく理解した心通う助けの手を差し伸べてくださることを期待するものでしょう。そうような意味で、キリストは神であられるのに神であるありかたを捨てて私たち人間と同じようになられたお方でした。神は闇の中にある私たちを救い出すキリストを遣わされたことを信じたいものです。
では良き一週を祈ります。
(PBA制作「世の光」2020.5.13放送でのお話より )
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