2020/5/15放送
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
イエス様は弟子たちに、「あなたがたは心を騒がせてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」(ヨハネの福音書14:1 )と語られました。そして、私たちがその天の住まいに行く道も備えてくださっている、と約束しておられます。その時弟子のトマスはこんな質問をしました。「主よ。どこへいらっしゃるのか、私たちにはわかりません。どうして、その道が私たちにわかりましょう。」(ヨハネの福音書14:5 新改訳聖書第三版 )
トマスがこのように質問する気持ちは理解できると思いませんか? 「父の家には住む所がたくさんある」(参照 ヨハネの福音書14:2 )とか「場所を備えに行く」(参照 ヨハネの福音書14:2 )とか言われても、何のことなのかよくわからないし、一体イエス様はこれからどこに行ってしまうのだろう、これから一体何をするつもりなのだろう、私たちには想像もつかない・・・、まあきっとこんな思いだったのではないかと思います。
実はトマスの「どうして、その道が私たちにわかりましょう。」というこの質問は人間の本質を突いた質問だと思います。「道」と言うのは人の生き方や作法などにも使われる表現ですよね。トマスの質問は、人間がどんなに努力をして生き方を探り修行を重ねたとしても、自分の力でどれほど追求したとしても、天へと続く道は一体どこにあるのか、どんな生き方をすれば天の住まいというゴールに行けるのかわかりません、ということだと思うんです。
それに対してイエス様はズバリこうお語りになりました。ヨハネの福音書14章6節
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。」 ま、このようにイエス様ははっきりと「わたしが道である」と言われました。つまり、私たちの生き方や努力や修行によって天の住まいにたどり着くことはできない、イエス様という道であり真理でありいのちなる方によってでなければ天の住まいに入ることはできない、とこのように言われたのです。もし道がまやかしや偽りであったら、迷路や袋小路、暗闇に迷い込んでしまうでしょう。しかしイエス様はまことの光なるお方であり、真理なるお方です。そしてイエス様は、「さあ、一緒に歩もう。」と今日もあなたを招いておられるのです。
(PBA制作「世の光」2020.5.15放送でのお話しより)
***
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。