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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ルカの福音書15 -この身になりますように / 大嶋重徳

2020年07月09日 | Weblog

2020/05/14放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカ福音書を順番に読んでいます。今朝は有名な、マリヤの受胎告知箇所です。天使はマリヤのそばに入って来て言います。「おめでとう、恵まれた方。」(ルカの福音書1:28) 当然「マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。」(ルカの福音書1:29)とあります。

 すると天使は言いました。「あなたは今妊娠をしていて男の子を産みます。しかもその子はイエスという名を付けられ、王位を継ぐ存在となります。」(参照 ルカの福音書1:31-32)

 しかしこの時彼女には結婚を約束していたヨセフがいました。相手は真面目な人でした。結婚の前の身体の関係をお互いまだ持っていない、互いにきよさを求め、結婚の日を待っていました。そのヨセフに「今日ねえ、天使ガブリエルが現れてー、私、聖霊によって身篭っちゃったんだよねー」(※)と言ってヨセフが「ああ、それはよかったねー」と受けとめてもらえる話ではありません。二人の関係は破談になることは間違いない。

 しかしここで平気でガブリエルは、「おめでとう、恵まれた方。」と言うのです。ここにキリスト教信仰の独特な性格が表れています。つまり、恵みとは何か、ということです。私たちが最悪の事態だと思って当たり前のことの中に神の恵みがあるのだ、と聖書は語るのです。思い出したくもない過去の痛み、裏切られ傷つけられた親子関係・友人関係、あるいは押し付けられた会社での失敗、それらの中に神の恵みがあると言われても一体どこにあるんだよー、と思います。そしてマリアと同じく叫びたくなる。そのような事態の中にあって、キリストにある神の恵みが輝き出ることが起こることをこの物語は教えています。

 「恵み」ということは「神からの賜物」という意味です。人間の物差しでは分らないものです。そして恵みとは私たちの欲しいものばかりではありません。神様は時に私たちが一番手にしたくないものを恵みとして与えられるのです。しかも、「おめでとう」という何の悪気もないことばとともに。そこで私たちは戸惑います。しかしそのような戸惑いながら受け取ったものに、自分の計画では思いもつかない大きな喜びをもたらすものであると言うことをやがて私たちは知っていくのです。あの出来事があったからこそ今私は神と出会えた。・・・皆さんの中にもそういう出来事があるのではないでしょうか。そういう受け取りたくない恵みに対して、受け取り慣れていくことが必要です。そしてそこから、何が私の人生に起こっていくのだろうか、とワクワクしながら人生を待つ。この待つ時間、待てる心にこそ信仰の輝きが現れていくのです。

    ( PBA制作「世の光」2020.5.14放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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