♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■エリヤとバアルの預言者たちとの対決 / 羽鳥頼和

2020年07月25日 | Weblog

2020/5/30放送
 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
 先週は、イスラエルの国が南北に分裂してしまい、分裂した南王国では偶像崇拝が盛んに行われ戦争が絶えない状態であったことをお話しました。今日は旧約聖書の列王記第一18章から北王国の状況をお話しします。

 神は人々をご自分に立ち帰らせるために預言者たちを遣わされました。その預言者の一人で北王国に神から遣わされたのがエリヤです。18章にはそのエリヤとバアルの預言者たちとの対決が語られています。バアルとは偶像の神のことです。エリヤはたった一人でしたがバアルの預言者たちは450人もいました。彼らの対決は、祭壇を造り、そこで牛をいけにえとしてささげるのですが、その時に人が火を着けずにそれぞれ自分の信じる神が火を着けてくれるようにと祈る、というものでした。祈りを聞いて祭壇に火を降された方が本物の神であるというのです。

 さて、まず最初にバアルの預言者たちが大声で祈りました。午前中ずっと、「バアルよ、私たちに答えてください」と祈りましたが何も起こりませんでした。すると彼らは自分の身を傷つけて血を流しながら叫び続けました。それでも結局、何も起こりませんでした。

 次はエリヤの番です。彼はそこにかつてあった神の祭壇を造り直し、そこに屠った牛を置きました。そしてそれに大量の水を三度かけたのです。こうしてエリヤは一人で祈りました。「イスラエルの神よ、今日、あなたこそ神であることが明らかになりますように。神よ、私の祈りに答えてください。」 すると神の火が降って来てすべてを焼き尽くしてしまったのです。

 この対決を見に来ていた人々はみな「主こそ神です。主こそ神です。」と言いました。しかし北王国の王はまことの神に立ち帰ろうとしませんでした。その後も神は預言者を遣わし続けられました。神は人を見放さず、何とか救おうとされるお方です。

  ( PBA制作「世の光」 2020.5.30放送でのお話より )
 
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