2020/5/12放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
天下をかきまわす人が今日の使徒の働きに出てきます。使徒の働きの17章に入ります。
さて、パウロ伝道チームの一行はピリピの町を去ってマケドニアの主要都市であったテサロニケの町へやってきました。ここにはユダヤ人の会堂がありました。パウロは例によってその会堂に入って行って、三つの安息日に渡って旧約聖書に基づき、会堂に集まってくる人々と論じ合いました。話したり論じ合ったことは三つのことでした。
一つはキリストすなわち救世主は必ず苦難を受け、私たちの罪のために身代わりの死を受けること。第二にキリストは死人の中からよみがえるべきこと。そして第三にナザレのイエスこそキリスト・救世主であるという三つの点でした。
この三つの点をパウロは安息日ごとに会堂に集まってくる人々に説明したり論証したり、自分の経験を証ししたりしたのです。イエス・キリストの苦難と十字架の死そして三日目の復活、イエス・キリストこそが私たちの救い主であること、このキリストの出来事は私たちの人生の苦難、死の苦しみ、罪の赦しによる永遠の滅びからの救いが関わっているのです。
テサロニケの人々はパウロの説明と論証と証しとに納得がいって、パウロとシラスに従うようになりました。イエスをキリスト・救い主と信じたのです。ユダヤ人だけではなく信仰深いギリシャ人も多数いました。貴婦人たちもその中にいたのです。
ところがあるユダヤ人たちは、多くの人々がパウロとシラスに従っていくのを妬みました。町をぶらつくならず者を集めては暴動を起こし、町中を騒がせたのです。そりからパウロとシラスを匿っているヤソンの家を襲い、パウロとシラスを民衆の前に引っ張り出そうとしましたが、二人を見つけることはできませんでした。仕方なくヤソンと信徒数人を市の当局者の所へ引きずって行き、大声で訴えたのです。「天下を掻き回して来たこの人たちがこの町にも入り込んでいるのです!」
私たちは妬みによって掻き回す人でも、待ちをぶらつくならず者によって掻き回す人でもなく、イエス・キリストの御名によって天下を掻き回す人になりたいものですね。
(PBA制作「世の光」2020.5.12放送でのお話より )
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