2020/5/18放送
世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。
第3週の月曜日の今日はマルコの福音書から結婚の祝福を一緒に考えてみましょう。
私たちには欠けや弱さがあり、支えあう他者を必要とします。特に結婚は弱さを認め、相手の存在を喜び、心から愛する決意を必要とします。それは感情ではなく意思を基盤とした愛です。自己中心さや甘えが出やすい夫婦間は、時に相手を深く傷つけることがあります。それゆえ自分の愚かさを正直に認め、愛を学び続けていくことが大切です。容易ではありませんが、結婚の祝福は周りにも大きな恵みを与えます。
キリストの元にパリサイ人と呼ばれる学者たちが来ました。そしてイエスを試し、夫が妻を離縁することは律法にかなっているか?、と質問したのです。律法とは、神が神の人モーセを通して神の民に与えた戒めです。彼らは律法を大切にし、順守していたのです。
「モーセは・・・何と命じていますか?」(マルコの福音書 10章3節)と尋ね返したキリストに彼らは待ってましたとばかり、「モーセは、離縁状を書いて妻を離縁することを許しました。」(マルコの福音書 10章4節)と答えます。彼らはキリストを困らせ権威を落としめたかったのです。
しかし彼らの思いに反して結婚の重要さをこう語りました。
「モーセは、あなたがたの心が頑ななので、この戒めをあなたがたに書いたのです。しかし、創造のはじめから、神は彼らを男と女に造られました。『それゆえ、男は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる』のです。ですから、彼らはもはやふたりではなく、一体なのです。こういうわけで、神が結び合わせたものを、人が引き離してはなりません。」
新約聖書 マルコの福音書 10章5節から9節。
結婚は神が結び合わせたものであり、二人が一つとされる豊かな祝福であり、人が安易に引き離してはならない、とキリストは教えたのです。学者たちこそ心の頑なさを問われたのです。しかしそこにもキリストの、彼らとそして私たちへの招きがありました。自分の罪深さや頑なさを認め、愛の原点に戻るとき、あらゆる人間関係も結婚も、祝福のあり方を回復することができるからです。無条件の神の愛を十分に受けて、周りの方々に愛を届けるものとさせていただきたいと願います。
(PBA制作「世の光」 2020.5.18放送でのお話より )
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