2024/03/13放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
イスラエルの北部にガリラヤ湖という湖があります。そこに面するカペナウムの町に、今から約2000年前、シモン・ペテロ夫婦の家がありました。
ルカの福音書4章38節
「イエスは立ち上がって会堂を出て、シモンの家に入られた。シモンの姑(しゅうとめ)がひどい熱で苦しんでいたので、人々は彼女のことをイエスにお願いした」
イエス様がシモン・ペテロの家に来られたのですが、同居していた義理のお母さんが高熱を出して苦しんでいたというのです。
まわりの人々が、「イエス様、どうか彼女を癒やしてあげてください」とお願いしました。
本来はペテロからイエス様に言うところでしょうし、おそらく誰よりも伝えやすかったと思うのですが、ペテロは身内のことだからと遠慮していたのか、それとも動揺していたのか、自分の家なのにイエス様に何も言わなかったんですね。ひどい熱ということですから、イエス様に移してはいけないと考えたのかもしれません。
ところが、イエス様は何もためらわず姑のところに向かわれました。
続く39節にはこう書かれています。
「イエスがその枕元に立って熱を叱りつけられると、熱がひいた。彼女はすぐに立ち上がって彼らをもてなし始めた。」
姑はイエス様のことばによって癒やされたのでした。
ペテロがイエス様に言わなかったのと同じように、私たちはイエス様に対して、勝手に遠慮していることはないでしょうか。「自分のことだから」「自分の家族のことだから」「情けない悩みだから」「お見せするのが恥ずかしい状態だから」「こんなことは言うべきじゃないから」・・・。
違うのです。イエス様は来てくださるのです。私たちが苦しんでいるところにこそ来てくださるのです。そこにこそ、神の権威あることばと、癒やしと助けが必要だからです。遠慮せずに言おうではありませんか。「イエス様、助けてください」「癒してください」「守ってください」「苦しいです」「寂しいです」「悩んでいます」「満たしてください」。
自己判断の遠慮はやめて、イエス様の癒やしと平安があなたの日常にも与えられるように祈り求めていきましょう。
( PBA制作「世の光」 2024.3.13放送でのお話しより )
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