♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神のパン / 板倉邦雄

2024年06月07日 | Weblog

2024/02/23放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は、「神のパン」という題でお話ししましょう。

 製造元によるパンもいろいろありますね。そして、この世には「神のパン」もあります。天の父なる神様が作って私たちに与えてくださる「神のパン」です。ヨハネの福音書6章の30節から33節です。

 人々は続けてイエス様に食い下がりました。
 「イエス様、それでは、私たちが見てあなたを信じるために、しるし・サインとして何をしてくださいますか。私たちの先祖は荒野でマナを食べました」
 旧約聖書には、「モーセは人々に、天からパンを与えて食べさせた」と書いてある通りです。

 モーセは荒野でマナという綿菓子のようなパンを天から降らせ、人々を養いました。先祖たちはそのしるし・サインを見て、モーセを神の預言者と信じ従ったのです。
 「では、イエス様、あなたを信じる証拠として、あなたはどのような天からのしるし・サインをしてくださいますか?」
 イエス様は彼らに答えました。「まことに、あなた方に告げます。モーセはあなた方に天からのパンを与えたのではありません。しかし、わたしの父は、あなた方に天からのまことのパンをお与えになります。というのは、神のパンは、天から下って来て、世にいのちを与えるものだからです」

 「天からのしるし・サインを見せてください」と食い下がる人々は既に見たはずです。五つのパンと二匹の魚で五千人以上の人々を養ったイエス様こそ、まさに神のしるし・サインではなかったでしょうか。すなわち、モーセ以上の天からのしるしであり、信じるに価する神のわざではなかったでしょうか? そのことも触れずに、イエス様は「神のパン」について人々に語りかけました。
 「神のパンは、天から下って来て、世にいのちを与えるものだからです」。

 まず、「神のパン」は天から下って来るものです。天の家からこの世に下ってくる存在でした。そして、「この世にいのちを与えるもの」だったのです。
 この世界にいのちを与え、生きる力を与える存在です。この両者の条件を満たす「神のパン」とは、ラジオをお聞きの皆さんは、もうすでにお分かりでしょう。生ける神の子、独り子イエス・キリストでした。

 聖書のことばです。
 「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちにいのちを得させてくださいました」
             ヨハネの第一の手紙 4章9節


 ( PBA制作「世の光」 2024.2.23放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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