2024/02/27放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。私の担当している週は、ルカ福音書からご一緒に聖書を学んでいます。今週は、岩の上に建てた家と、土台のない家との違いについてイエス様が語られた聖書の箇所です。
土台のない家に建てた家については、イエス様はこうおっしゃいました。
「しかし、聞いても行わない人は、土台なしで地面に家を建てた人に似ています。川の水が押し寄せると、家はすぐに倒れてしまい、その壊れ方はひどいものでした。」(ルカの福音書6章49節)
イエス様はここで私たちの人生について話しておられます。土台のない人生は、突然やってくる大雨と洪水で私たちの人生が激しく壊れてしまうことがあるんだ、と言われたのです。
では土台なしの人生とは一体何でしょうか。 「聞いても実行しない人」だと言われました。
何を聞いても実行しないのでしょうか。イエス様は「わたしのもとに来て、わたしのことばを聞く」ことだと言われたのです。
神のことばを聞くこと、聞いて実行をするならば、その人は人生を深く掘り下げることができる。堅い岩の上に人生の土台を据えることが出来るのだと言われたのです。
確かに、神のことばを聞くならば、神のことばである聖書は私たちの心の岩盤を、硬い硬い岩盤を砕いてくれるのです。
「世の光」で願っていることもそうです。聖書のことばを聞くと、私たちは聖書のことばで心がグサッと刺さるような、そんな感覚を経験したことがあるのではないかと思います。まるで鋭い鍬(くわ)で、心の硬い土が、石が砕け散るような思いになります。そしてそこに神のことばの柱がグッと差し込まれていく。先行きの見えなかった不安な人生に、「恐れるな。わたしがあなたと共にいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。」(イザヤ書41章10節 )と、「大丈夫だ」と不安な心に神のことばが生活の真ん中に差し込まれ、そして人生の行くべき道を、方向を指し示してくれるのです。
そのとき私たちの人生は真っ直ぐに立つことが出来ます。どれだけ強い風が吹いたとしても、どれだけの大水が流れてきたとしても、揺れたとしても、太い柱のゆえに「安心」することが出来るのです。
今朝も聖書のことばを聞くあなたの人生に確かな土台を築いてくれます。そして私たちはどんな大水が押し寄せてきても、神のことばによって守られた一日を歩むことが出来るのです。
( PBA制作「世の光」 2024.2.27放送でのお話しより )
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