2024/02/20放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は、「イエスを捜して」という題でお話ししましょう。ヨハネの福音書の6章22節から25節になります。
5つのパンと2匹の魚によって5千人以上の人々を養ったイエス様のサイン即ち「しるし」は人々に衝撃を与えました。イエス様を王様に祭り上げようとした人々もいましたね。しかしイエス様はそっと一人で山へ退かれたのです。
さて、5千人の給食から一夜が明けました。群衆はガリラヤ湖の東海岸テベリヤの町で朝を迎えました。ガリラヤ湖畔には一艘の小舟しかありません。イエス様は昨晩、弟子たちとは舟に乗らなかったようです。ただ弟子たちだけが舟出したのを人々は目撃していました。
イエス様も弟子たちもいなくなったので、人々も舟に乗ってガリラヤ湖畔の町カペナウムにイエス様を捜し求めて追いかけて行ったのです。そしてイエス様の一行に出会うことができました。
ところで、人々は何の目的でイエス様を捜し求めていたのでしょうか? パンを食べて満腹したからでした。イエス様についていけば食いっぱぐれがない、と考えていたからです。
昔も今も、イエス・キリストを捜し求める人々には三つのタイプの人々がいるのではないでしょうか?
一つは、自分の欲望や願いを満たすためです。イエス様は自分にとっての便利屋です。自分の都合のために神様を利用する人々なのです。
二人目は、自分の心を満たしたい、とイエス様を捜し求める人たちです。自分の考え方、自分の生き方、また思想や感性を満足させてくれるお方としてイエス様を尋ね求めるのです。
そして三人目は、イエス様が生ける神の子・救い主だと信じ、イエス様のなさるしるし・サインを見て、信じ、ひたすら従う人たちではないでしょうか。
さて、私たちはどのような心と姿勢をもってイエス様を捜し求めているでしょうか?
しかし、どのような求めようであっても、イエス様と直接出会うことになりますように祈っています。
かつて私も寂しくて、友達が欲しくて、キリスト教の集会へ行ったことを忘れることができません。
聖書のことばです。
「求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します」
マタイの福音書の 7章7節
( PBA制作「世の光」 2024.2.20放送でのお話しより )
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