2021.12.1放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」 聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は出エジプト記16章29節から「主が安息を与えた」と題してメッセージをお伝えいたします。
「心せよ。主があなたがたに安息を与えたのだ。」
エジプトを脱出し、紅海のほとりで主の守りと助けまた主にある勝利を賛美したイスラエルの民は、いよいよ約束の地へと踏み出しました。
しかしその歩みはそれほど簡単なものではありませんでした。彼らはシナイ半島を北西へ向かい、シュルの荒野へと足を踏み入れるのです。泉と井戸のそば以外は緑の全く無い土地です。すでに第二の月の15日、エジプトを出て一ヶ月も過ぎ、携えてきた食糧も底をつき始めていたと思われます。イスラエルの民は「こんなことになるんだったら出て来るんじゃなかった」とモーセに怒りをぶちまけるのです。
しかもこれは初めてではありませんでした。すでに15章後半、神の守りと助けを皆で讃えたばかりだというのに、彼らはマラという場所で、飲み水がないことでモーセに向かって不平を鳴らしました。彼らは神の業(わざ)として水を得て、困難にあっては主に叫ぶ、これが原則である、と再学習したはずでした。それなのに彼らはそのようにはできないでいたのです。
しかし人のことを笑えたものではありません。私たちも同じようなものでしょう。困難にあっては信仰を抱いて主を仰ぎ主に訴える、肝に命じたいところです。
ともあれ主は、不平を鳴らすイスラエルの民に天来のマナを与えられました。多くの学者は、それはギョウリュウの木に寄生する昆虫の排泄物だったと考えています。排泄物というときたならしい気もしますが、実際には砂糖のような甘さがある白色の固まりであったようです。また神は肉となるウズラを与えられました。
これらは皆、私たちに対する霊的な教訓です。神は私たちには必要なものを備えられるお方、何よりも安息を与えてくださる方です。いつでも主に信頼してまいりましょう。
では今日も良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」2021.12.1放送でのお話しより )
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