2021.12.2放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井誠です。「継続は力なり」聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は出エジプト記17章7節から「主を試みた」と題してメッセージをお伝えいたします。
「『主は私たちの中におられるのか、おられないのか』と言って、主を試みたからである。」
聖書通読がなかなか続かないと悩んでおられる方はおりませんか。実は私もかつては聖書を読むのが苦手で続かない者の一人でした。聖書はある程度蓄積がないとその面白さが見えてこない部分があります。聖書地図を開いて、地名を確かめながら見ていくと、きっと面白さも出てくることでしょう。何事も時間をかけることです。
さて、今日の箇所ですが、前半は民がモーセと水がないことで争い、後半はイスラエルがアマレクと戦ったことが記されています。
まず、イスラエルはシンの荒野を出発してレフィディムという場所に宿営しました。そこはシナイ山の北側で水のない砂漠地帯です。案の定、イスラエルの民はまたしてもモーセに不満を鳴らしたのです。
これまでの学びからすると、まず「必要は神に求めよ。そうすれば神がそれを満たされる。」でした。しかし彼らは、またしても神を見上げることができず、モーセに要求をぶつけ、争いました。
しかし、それは主を試みることでした。というのも、私たちの必要を満たしてくださる神が本当にいるのかどうかを問うものだったからです。
続くアマレクとの戦いは、この出来事を通して悔い改めたイスラエルの民が、さらに信仰を深める重要な経験でした。神は、ご自身のお立てになった指導者モーセと共にイスラエルに敵対する異民族と戦って勝利する機会を与えられたのです。それはまさに信仰によらずして勝ち得ぬ戦いでした。
こうして神は、新しい生活感覚が身につくまで幾度も同じような試練を通らせたと言えるでしょう。困難にあってはまず主を呼び求める、それが信仰の鉄則です。
では今日も良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」2021.12.2放送でのお話しより )
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