♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■不思議なマナと安息日 / 岩井基雄

2022年06月01日 | Weblog

2021.11.24放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。昨日に引き続き今日も旧約聖書のモーセの生涯から学んでみましょう。

 昨日は荒野を進みゆく神の民イスラエルに、水と共に、夕方にはうずらを通して肉を、また朝には彼らがマナと呼んだ不思議なパンを通して彼らの必要を神が満たしたところから学びました。

 今日はそのマナの与えられ方について学びたいと思います。マナは安息日の朝には降りませんでした。安息日とは神が創造のわざを終えて休まれた日を表し、その日は人々が働きをやめ、神を礼拝し賛美する日です。

 マナは安息日の朝には降らなかったので、前日に二日分集める必要がありました。他の日に余分に集めたマナは次の日腐ったのですが、安息日前日に集めたマナは次の日も新鮮でした。それは神への礼拝を優先し、神に向かう備えの重要さを教えています。

 さらにそれは肉体に必要なパン以上に心や魂に必要な神のことばを毎日受け取ること、そして神への賛美と礼拝を優先し、あらゆることを整えて神に礼拝をささげる日を大切にするようにとのチャレンジでした。

 私たちには心も魂をも満たす神のことば、霊的なパンが必要であり、礼拝に備えることはとても重要なのです。

 モーセは神の民に安息日の意味をこう語りました。
 「主の語られたことはこうだ。『明日は全き休みの日、主の聖なる安息である。』」
        旧約聖書 出エジプト記16章23節

 今、私たちは安息日の土曜日ではなく、キリストがよみがえられた日曜日の朝に神を賛美し礼拝しています。それはキリストの復活の勝利にこそ真の安息があるからだとも言えるでしょう。十字架の死によって私たちの罪の赦しの道を開き、復活の勝利を通して私たちに真の希望といのちを与えるキリストこそ、私たちに本当の休みと力を与えるからです。それゆえ礼拝のために前日から心を整え、その日を特別な日として捧げ、心から神を賛美し礼拝することはとても重要なのです。

 あなたもこの神様の安息に招かれています。あらゆる心の重荷を下ろして、神の安息を受け取るべく神のもとに来て、安らぎと祝福を受け取りませんか? 神はあなたを招き続けているのです。

     ( PBA制作「世の光」2021.11.24放送でのお話しより )


********

さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******  
 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする