♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■神の啓示の書である聖書「歴代誌」 / 羽鳥頼和

2021年11月08日 | Weblog

2021.5.24放送

 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。今週は旧約聖書の歴代誌という書物からお話しします。

 この歴代誌は旧約聖書の中の歴史書でイスラエル王国の歴史を語っています。同様に、イスラエルの歴史を語っている聖書の書物に列王記があります。日本の国の歴史を記録した書物にも日本書紀と古事記があります。日本書紀と古事記はどちらも日本の歴史が記されていますが、二つの書物は書かれた文体が違い、書かれた目的も違います。

 聖書の歴史書である歴代誌と列王記は共にイスラエルの王国の歴史が語られていますが、書かれた目的には違いがあると言えます。それよりも日本書紀と古事記と聖書の歴代誌には大きな違いがあります。日本書紀と古事記は人間の書いた書物であり、作者あるいは編纂を命じた人物の意図や意志によって書かれた書物です。それに対して聖書は神が啓示された書物であることが大きな違いです。

 聖書を書いたのは人であり信仰者ですが、その人が自分の意思や衝動によってではなく神に動かされて神からの言葉を書き記したところに一般の書物との大きな違いがあります。

 ですから聖書の著者は神であるとも言えます。それは、普通に想像するなら神の霊がその人に乗り移って書かせたと思うかもしれません。しかしそうではなく神が作者として選んだ人の人間性、その時代の言葉を通して、神が表わされたことばだということです。神はこの聖書によって現代の私たちにも語っておられます。

 歴代誌は実際のイスラエルの歴史を通して私たちに、神とはどんなお方であり、その神が何をしてくださり、何をわたしたちに望んでおられるのか、神のみこころを教えています。
 
 今週は神のことばである歴代誌からご一緒に神のみことばに聞きたいと思います。

 イスラエル王国は二代目の王であるダビデによって独立王国として確立されました。明日はこのダビデの治世についてお話しします。

   (PBA制作「世の光」2021.5.24放送でのお話より)
 
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