世の光の時間です。お元気でしょうか。羽鳥 明です。さあ、今日の世の光は、まず皆様からのお便りの紹介です。 東京都の板橋区にお住まいのT・Nさんからいただきました。
小冊子や本、何か戴けるという時だけ葉書出してすみません。スタッフの皆さんの軽妙で爽やかなトーク、もちろん羽鳥 明先生の心に滲みるお話、毎日曜朝、番組は欠かさず聞いております。
T・Nさん、お便り、それでも何でも結構なんですよ。私たちは一人でも多くの方からのどんなお便りでも待っています。
さあ、今日の世の光、福音の四季の題は「 冬になる前に」、聖書の箇所は新約聖書テモテへの手紙第二 4章21節。お読みいたしましょう。
「何とかして、冬になる前に来てください。」
ローマで牢に軟禁されていた使徒パウロが、愛する自分が生んだ霊的な子・弟子のテモテに書いた手紙です。昔は今と違って冬になると旅行が困難になります。早く、ちっとでも早く愛するテモテに会いたい。パウロの心情がポロッとこぼれていることばですねえ。「冬になる前に来てください。」さざんかの花が咲き、めだたないひいらぎの小さな白い花が咲く。冬の到来を思わせる時ですね。冬になる前に、パウロにとって処刑の日はもうやってくるかもしれない。動きの取れなくなる冬が来る前に。
私の尊敬する今は亡き森山 諭先生、先生が作られた名聖歌・『夕べ雲焼くる』(聖歌622・新聖歌148)というのがあります。
夕べ雲焼くる空を見れば
主の来たり給う日の忍ばる
ああ神の前に 我 勤(いそ)しまん
業(わざ)終(や)むる時の間近き今
神がこの世の終わりの日に来臨される。さばきの日、すべてが終わる日、その日が来る前に今、一生懸命恵みの福音を述べ伝えよう。森山先生らしい叫びです。歌です。私たち一人一人にもこの「冬が来る前に」という覚悟がなくてはなりませんねえ。
聖書のことば
「何とかして、冬になる前に来てください。」
テモテへの手紙第二4章21節のことばです。
それではまた聞いてください。
( PBA制作「世の光」2008.11.12放送でのお話しより )
※ 事情により 2006.11.15放送でのお話しの再放送
*****
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
***
このサイトは URL名として http://yonohikari.biblical.jp
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。