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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ごまかさずに苦しまれた

2008年11月20日 | Weblog

 世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。 今日のバイブル・メッセージは「ごまかさずに苦しまれた」です。

 それでは聖書の中のマルコの福音書15章23節から読んでみましょう。 
 「そして彼らは、没薬を混ぜたぶどう酒をイエスに与えようとしたが、イエスはお飲みにならなかった。

 イエスが十字架につけられた話はよく知っておられることでしょう。 しかし、その苦しみのほどを立ち止まって考える人は少ないのではないでしょうか。 

 以前、メル・ギブソン監督の『パッション』という映画が上映されたことがありましたが、そこには全身血だらけのイエスが描かれていました。 確かにイエスが受けた無制限の鞭打ちの刑のむごさは、想像を絶するものであったと思います。 その上、皮膚が裂け、めくれあがった背中に粗削りの十字架を背負わされて刑場まで歩かされ、そして十字架に張り付けにされる苦しみ。 考えてみると本当に心が痛み、悲しい思いをさせられる状況です。

 当時そのような死刑囚の苦しみに対して兵士たちは、少しでも苦しみを和らげるために、没薬(もつやく)を混ぜたぶどう酒を飲ませることがありました。 没薬というのは麻薬のようなもので、苦しみを和らげてくれるのです。 ところがイエスはそのぶどう酒を飲もうとはなさいませんでした。

 ある人がこの箇所を読みました。 いやなことや苦しいことがあると、すぐにお酒に手を出す人でした。 イエスが私たちの罪のために罰せられた、十字架の苦しみを受けた、ということはよく知っていました。 しかしその際に、没薬を飲もうとせず、その苦しみを少しもごまかそうとしなかったイエスに気づかされたのです。 イエスは最後の最後まで生身の体で苦しみをしっかり受けとめられたのです。 そんなイエスの苦しみの息づかいが心の奥底まで感じられました。 それからというもの、その人は嫌なことがあっても、苦しいことがあっても、ごまかさずに苦しみを忍んだイエス様を思い、お酒に手を出すことはしなくなったのです。 

 イエスの苦しみは私たち一人ひとりのためのものです。 あなたもイエスの苦しみによって赦され救われているのです。 

 (PBA制作「世の光」2008.11.20放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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