世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。
以前、宮本 輝という人の小説「草原の椅子」を読んだんですが、すごく心に残るシーンがありました。 一度迷ったら生きて戻れないというタクラマカン砂漠でのシーンです。
過去に痛みや傷を持つ者たちがそれぞれの思いで砂漠の上に立った時、不思議とそれぞれの傷ついた心が癒されていくんです。 砂漠や荒野といった不毛で過酷な世界が、ある意味で私たち現代人には必要ではないでしょうか。
聖書はマルコの福音書1章12節、13節前半をお読みします。
「そしてすぐ、御霊はイエスを荒野に追いやられた。イエスは四十日間荒野にいて、・・・誘惑を受けられた。」
キリストはこの荒野に、いわば四十日間置き去りにされました。 飲まず食わずの四十日間でした。 キリストにとって肉体的にも精神的にも、恐らく生存の点で極限状態でした。 しかしキリストは救い主として活動する前に、どうしても荒野での過酷な試練が必要だったのです。 そしてそれは神御自身の意志であったのです。
しかしキリストはこの過酷な試練を神に信頼して乗り越えました。
このキリストの経験から言えることは、時に神は私たちの理解を超えたところで私たちを荒野へ連れていかれることがあるということです。 今はなぜなのかよく判らないけれど、時として孤独で助けのない、荒野と呼ばれるような状況へ追いやられることがあるのです。
もしも今、あなたがとても厳しい環境に置かれているのなら、ちょっと見方を変えてみてください。
その時こそ、神があなたのために用意された御計画の中にいるのかもしれないのです。
聖書はこう告げています。
「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。」
新約聖書 コリント人への手紙第一 10章13節
今、試練の中にいるあなたを神が助けてくださいますように。 キリスト教会はそんなあなたを手助けしてくれる所です。 一度お出かけください。
( PBA制作「世の光」2008.11.1放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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