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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたの罪はゆるされた

2005年11月10日 | Weblog

 お元気でいらっしゃいますか。世の光の榊原 寛(ひろし)です。

 今日はイエス・キリストが中風の男を癒されたことについて話してみましょう。

 キリストがイスラエルの北に位置するガリラヤ地方のカペナウムという町に来た時でした。家の中は人々で満員になっていました。人々はキリストのことばに耳を傾けていたんですね。その時、天井の方でガサガサする物音です。なんと一人の病人が戸板に乗せられて天井から吊り降ろされてきたじゃありませんか。

 ま、ところでこの中近東の家の造りですが、屋根はほとんどの家がしゅろの葉を乗せたり山羊の皮で覆う程度だったんですね。といいますのも、雨がほとんど降らないってこともあるでしょうか。

 中風になって動けなくなった友を四人の友達たちがキリストのもとに連れてきたんです。ところが戸口までいっぱいで立錐の余地もない状態です。ですから思い余って彼らは屋根から友達を吊り降ろしたという訳なんですねえ。

 イエス・キリストはその光景をじっと見つめながらその中風の男に言いました。「あなたの罪は赦されました。起きて床をたたんで歩きなさい。」 すると彼は起き上がり、みんなの見ている前で歩き出したんですねえ。まあ人々はびっくりしました。しかし当時の律法学者や宗教指導者たちは大変冷ややかに見つめていたんですねえ。「神一人のほか罪を赦す権威を持っていないはずだ、大工の小せがれがどうして人の罪を赦すことができるのか。」

 さて、この出来事を通して、イエス・キリストは罪を赦すお方であり、病いを癒すことができるお方であるってことを知ることができます。中風の男は恐らく酒に溺れ、放蕩な生活を送っていたかもしれませんよね。病いが癒される前に、その罪の悔い改めと罪の赦しが必要だったのです。

 私たちの病いや不幸がすべて因果応報であるとは言えません。しかし、はっきりしていることは、キリストは罪を赦すお方だっていうことなんですねえ。イエス・キリストによって神に罪を赦され、神の前に立つ者とされる所から真の祝福が始まるはずです。ですからイエス・キリストはこの中風の男に、「あなたの病いが癒された。」と、そう素晴らしい奇跡を祝福をお与えになる前にまず、「あなたの罪は赦された。」(と。) この中風の男にとっては、ああ神の前に罪が赦されたという素晴らしい経験をしなければならなかったのです。そこから癒された祝福された人生が始まったんですねえ。

 さて、それにしてもキリストは友をキリストのもとに連れてきた四人の行為をほめました。私たちも一人の友をキリストのもとにお連れする一人にさせていただきたいものだと思います。

  (PBA制作「世の光」2005.11.10放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせて日曜日の朝、教会に行ってみましょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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