13日(金)、自民党県議団文教部会教育再生PTで、第2回目の学校訪問を行った。目的は、兵庫版道徳副読本の活用実態を把握するため、学校を訪問し授業参観、意見交換を行うことで、道徳教育の一層の進展を図る契機としようとするものだ。
教育再生PTとしては2回目だが、昨年の文教部会でも淡路、高砂・姫路方面の学校訪問を行ってきており、これで4回目となる。今回は神戸市立有野北中学校、神戸市立雲中小学校の2校。どちらも道徳教育推進校ではないが、そうした一般校での活用実態を知ることが眼目だった。有野北中学校では1年生5学級が「心かがやく」のから「洋子の播州歌舞伎-伝統の若き継承者-」を題材として、伝統文化を受け継ぐことの大切さを学んでいた。各先生の特長ある指導で生徒は学習に取り組んでいた。PTA役員さんも今回の授業を契機に副読本を読んだということだった。市内2番目に古い139年の歴史を持つ雲中小では5年生が「心ときめく」から「ホタルの里」を題材に学習していた。道徳教育推進担当でもある担任の先生の指導で中畑町(西脇市)におけるホタルの里の復活の物語を学んでいた。意見交換では同窓会の副会長さんも出席され、小学生の孫に読み聞かせていると話されていた。学校での活用は勿論、家庭、地域でのこうした活用こそ副読本のねらいでもある。まだまだ他の道徳教材ほど浸透していないのが実態だが、兵庫県独自の道徳教科書である。今後一層の活用が図られるよう取り組んでいかねばと思った。