百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

明治天皇を仰ぐ

2012年07月31日 05時17分23秒 | インポート

Photo Photo_2

 掲載の写真は沖縄県那覇市の波上宮の一の鳥居と境内の明治天皇像である。波上宮は沖縄総鎮守、琉球八社の一つで隣に護国寺もある。自民県議団政調理事会の管外調査で那覇のホテルに宿泊した7月11日の早朝に参拝した。宮は波の上ビーチに面した岩壁の上に鎮座しており、神主さんが箒で境内を掃き清めておられた。驚いたのは、境内の一角に大きな銅像があり、近づいてみると軍服姿の明治天皇像であった。明治百年を記念して建立されたものであるらしく、神主さんのお話では、「明治天皇像があるのが珍しいのですが、覆いもなく雨ざらしでは申し訳ないという声をよく聞く」ということだった。明治百年は昭和43年のこと。建立は昭和45年と刻まれていた。沖縄県民の明治天皇仰慕の気持ちが感じられた。

 7月30日は明治天皇崩御の日で、今年でちょうど100年目。その年に沖縄県で明治天皇の銅像にめぐり逢えたことをただの偶然としたくない。西欧列強のアジア侵略の嵐の中で、明治維新、近代国家建設の先頭に立たれた明治天皇。五箇条のご誓文、教育勅語をはじめ十万首に及ぶ御製などを通じて、明治天皇の大御心を知ることができる。今、わが国が、ロシア、中国、韓国によって固有の領土を不法占拠もしくは脅かされている状況や児童虐待、いじめなど家庭や教育の深刻な問題に直面している状況を考えると、この偉大な時代の精神の体現者であった明治天皇の大御心をあらためて学びなおしていかねばならないと思う。

銅像の後ろに二首の御製が掲げられていた。

 たらちねの親に仕へてまめなるが人のまことの始なりけり

 わが国は神のすゑなり神まつる昔の手ぶりわするなよゆめ

 親孝行と神祇の二首だ。


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