中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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「自然エネルギー革命をはじめよう 地域でつくるみんなの電力」(高橋真樹 大月書店)について、抜粋して紹介します。
2012年7月1日から開始されたFITは、自然エネルギーの電力を、決まった価格で買い取ることを電力会社に義務づけている。FITは、社会に自然エネルギーを広める起爆剤の役割を果たすことになる。
これまでは、小規模な発電事業者が作り出した電気の価格は、電力会社との話し合いによって個別に決められてきた。不利な価格で電気を売らなければならないことも多かった。そのため、自然エネルギーを手がけたいと考える事業者がいても、リスクが高くて参入できない状況が続いていた。
しかしFITが導入されることで、今後は15年や20年といった長期間、同じ値段で買い取ってもらえることになる。事業者にとってはコストが回収でき、安定して運営できるようになったので、制度が開始された2012年には、太陽光発電などに参入する事業者が相次いでいる。
環境経済学を専門とする千葉大学の倉阪秀史教授の発言
「再生可能エネルギーは、都市部からではなく地方から広がっていきます。エネルギー資源に恵まれた地方が努力すれば、100%の自給をめざすことはそれほど難しくないからです。この研究を通して新たにわかったことは、世間一般の再生可能エネルギーについての認識と、実際の供給量にずれがあることでした。」
倉阪さんは、世間で自然エネルギーといえば太陽光と風力だと思われているが、実際に日本で活用されてきたのは別のものだと指摘する。
「小水力や地熱、そして太陽熱利用も太陽光を上回っていました。小水力、地熱、太陽熱は、近年増加しているわけではありませんが、その3つで、日本の再生可能エネルギー供給の63%を占めています。日本は水の国であり、火の国だということです。大切なのは、地域の特徴に合わせてエネルギーを活用することです。」
「水の国、火の国」というのは、日本の降水量が世界第6位であり、地熱のポテンシャルが世界第3位とされていることからだ。
自然エネルギーっていろいろあるんだよねえ。
うーん、日本は水の国、火の国なんだねえ。
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