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安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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韓国憲法裁、尹錫悦大統領「罷免」決定~現地レポート他

2025-04-04 23:27:46 | その他社会・時事

尹錫悦大統領の弾劾・罷免を認めるかどうかを審議していた韓国憲法裁判所は、今朝11時から始まった法廷で、大統領を罷免とする決定を言い渡した(参考:【詳細】韓国ユン大統領が罷免・失職 60日以内に大統領選挙へ/NHK)。

判決は8人の裁判官全員一致の結論だ。韓国嫌いのネトウヨは、韓国の司法を「世論にすぐに流される」などと批判しているが、民主主義国家では、法律は主権者である国民の名で制定され、国民の意思に沿って運用されるのが原則だから、韓国の司法のほうが健全である。むしろ、国民世論から超然としていることをもってみずからの矜持とする日本の司法のような腐ったエリート主義のほうが異常だといえる。

以下、「レイバーネット日本」運営委員・白石孝さんによる現地レポート、及びこの間、大統領退陣運動を続けてきた「尹錫悦即退陣・社会大改革非常行動」の声明を紹介する。

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ソウルレポート:ユン大統領弾劾支持の大集会開かれる(「レイバーネット日本」白石孝さんの現地レポート)

現地レポート 白石孝(ソウル/2025年4月4日午後1時半)

 いま、ユン大統領弾劾支持の集会の場で、憲法裁判所の審判のテレビ中継を見ました。3万人くらいと思いますが、喜んでいます。でも、意外と冷静に受けとめていて、涙を流していたのが、不肖私も含めて、若い女性3人グループくらい。皆さんは勝利を確信していた感じです。

 現場に来て分かったことがいくつか。まずは、「動員」らしき団体はほとんど見当たらなく、せいぜい労組くらいか。あとは、個人、2人、数名のグループ。こういう「個人」が自らの意思で来ているのがすごくよく分かる。

 礼儀正しいこと。会場整理のスタッフが、通路の確保に何人も動いていたが、真ん中エリアはみな、きちんと座り、周囲も通行の邪魔にならないようにしている。ゴミも数か所の集積ポイントにきれいに捨てられている。みな「やさしい」。

☆午後は、友人と合流して、「民主労総」の集会、夜は全国的なネットワーク組織の「社会大改革非常行動」の集会とデモに参加する予定。

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【声明】尹錫悦罷免、民主主義の勝利だ 内乱を終えて社会大改革に進もう
 
内乱首魁尹錫悦が罷免された。大韓民国を驚愕と恐怖に陥れた「真夜中の非常戒厳」を宣布してから123日ぶりのことだ。憲法裁判所の全会一致の決定が出たが、すでにかなり前に行われるべき決定だ。内乱首魁「尹錫悦」の罷免は、主権者市民の勝利であり、数多くの市民の犠牲と民主抗争で築いてきた憲法と民主主義の力を再確認したものだ。
 
尹錫悦の12.3非常戒厳は、要件も手続きも備えていない明白な不法であり違憲だ。布告令には違憲的な内容が盛りだくさんで、これを根拠にした国会封鎖も、憲法機関である中央選挙管理委員会を侵奪したこともすべて違憲違法な措置だった。国憲を乱し、暴動を起こした内乱だった。さらに、非常戒厳宣言のために戦争を企画し、挑発したことまで確認された。
 
しかし、主権者の市民たちは軍と警察を動員した国会封鎖を素手で阻止した。汝矣島に200万市民が集まり国会の弾劾訴追案議決を引き出し、ナム・テリョンと漢南洞闘争を通じて尹錫悦を逮捕した。尹錫悦が脱獄すると数千万の市民が光化門に集まり、結局尹錫悦を罷免させた。 
 
尹錫悦の罷免は終わりではなく始まりだ。まず、尹錫悦と内乱一党に対する司法処理が厳重に行われなければならない。内乱・外患特検の導入を含め、外患容疑や警察、検察の内乱加担の有無に対する捜査も、強力に進められなければならない。憲政を蹂躙するすべての犯罪者の末路がどうなのかをはっきりと残し、第2、第3の内乱を防がなければならない。 
 
憲法裁の尹錫悦弾劾審判決定を妨害するために、憲法裁の違憲決定にもかかわらず、裁判官任命を拒否した韓悳洙(ハン・ドクス)、崔相穆(チェ・サンモク)に対する法的・政治的責任も問わなければならない。内乱を庇護し、同調した国民の力に厳重な責任を問い、民主主義を脅かし、暴動と混乱を助長した人々に対する処罰も必要だ。さらに、4ヵ月間の憲法破壊を容認した憲法裁判所と内乱のリーダーを釈放した検察と裁判所の強力な改革も必要だ。
 
何よりも重要なことは、尹錫悦と内乱勢力が威嚇した憲政秩序の弱点を補完し、内乱の再発を防ぐことだ。時代錯誤的な非常戒厳を憲法から削除しなければならない。憲法裁判所の無力化を防ぐための制度的補完も伴わなければならない。
 
主権者市民が広場で叫んだのは「尹錫悦罷免」だけではない。尹錫悦政権が退行させた改革の価値を復元し、人権と民主主義、平和と平等、生命と生態、世話と労働が尊重される持続可能な社会のために社会大改革を完成しなければならない。他の諸政党も党利党略を離れて協力しなければならない。
 
昨年の冬、広場に集まったパンライトと旗の精神を私たちは忘れないだろう。内乱の終息と新しい社会のための市民の熱望を私たちははっきりと見て、共に共有した。いつのまにか春だ。芽生える新芽の力で、冬の間広場を守った主権者市民の力で社会大改革を完成させよう。私たちは去年の冬のように疲れたりあきらめたりしない。
 
内乱首魁罷免、主権者市民が勝利した!
内乱勢力を断罪して内乱を終わらせよう!
主権者市民の力で社会大改革を完成させよう!
 
2025年4月4日
尹錫烈即退陣·社会大改革非常行動

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