安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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今も昔も嘘、デマ、ペテンの自民党~国鉄「改革」詐欺の証拠

2015-07-26 21:27:10 | 鉄道・公共交通/交通政策
フェイスブックで話題になり、私の元にも回ってきた画像をご紹介する。



国鉄分割民営化が狙われていた1985~86年頃の新聞に掲載された自民党の意見広告だ。これを見ると、自民党というのはいつの時代もウソ、デマ、ペテンしか言っていないことがわかる。こんな政党が、なぜ60年も1党支配を続けているのか。日本人はそろそろ決起すべきではないか。

検証するのも面倒だが、後世のために検証しておこう。

・全国画一からローカル優先のサービスに徹します。

→ウソ。ローカル線は廃止され、残った路線も収支は悪化の一途をたどっている。どこの地方に行っても割引の恩恵にあずかれた国鉄時代の周遊券はなくなり、トクトクきっぷは地方から東京に行く人向けのものばかりになった。

・明るく、親切な窓口に変身します。

→一部ウソ。駅員の言葉遣いは丁寧になったが業務知識のない係員が増え、待たされることが多くなった。国鉄時代から生き残ったベテランは、業務知識は豊富だが、言葉遣いが丁寧だったのは民営化後の数年間だけで、今はまた客にタメ口を利いている。

・楽しい旅行をつぎつぎと企画します。

→デスティネーションキャンペーンなどは次々企画されているが、JR社員が自ら参加する「自爆営業」も数知れず。

・会社間をまたがっても乗りかえもなく、不便になりません。運賃も高くなりません。

→見え透いたウソをつくな! 熱海、米原などではほとんどの列車が乗りかえ。運賃も、九州、四国、北海道では値上げされた。

・ブルートレインなど長距離列車もなくなりません。

→ふーん(棒)。

・ローカル線(特定地方交通線以外)もなくなりません。

→ふーん(棒)。

インターネット民もテレビも、日本人は民主党政権の3年間に、いくら彼らが公約破りをしてきたかばかりにこだわっているが、60年間ウソばかりつき続けてきた自民党に比べれば民主党政権のウソなんておままごとレベルでかわいいものだ。それだけ政権交代への期待が大きかったことの裏返しともいえる。

逆に言えば、自民党が60年間、これだけウソをつき続けているのに政権を追われないのは期待されていないからだろう。自民党なんて所詮この程度のサギ集団、得体の知れない新しい悪を迎え入れるくらいなら、60年間慣れ親しんだサギ集団の方がましという日本人の深層心理を表しているような気がする。

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