安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

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原発を止める55の方法(宝島社)

●管理人の寄稿
月刊『住民と自治』 2022年8月号 住民の足を守ろう―権利としての地域公共交通
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

白河がついに「歴代最長勤務地」に

2011-08-19 23:33:14 | 日記
1994年4月に今の勤務先に就職してから17年経過し、現在18年目。この間、振り出しの九州から数えて現在まで転勤で5カ所を回ったが、8月17日で現在の勤務地である福島・白河勤務が4年5ヶ月。4年4ヶ月勤務した名古屋を超え、歴代最長となった。

人生とは不思議なもので、苦しくて転勤したいと思うときほどその時はなかなかやってこない。名古屋時代も事務所移転計画があり、最後の半年は毎日深夜帰りの時もあるなどとにかく苦しかった。前のめりになりながら、気づいたら4年4ヶ月が経過していた、そんな感じだ。逆に、快適に過ごしていて転勤したくないと思っていた職場はことごとく勤務期間が短かった。

現在の白河には2007年4月、出向により赴任した。当初は2年との約束だったが今やそんな話はどこへやらという感じだ。原発事故もあり、いつまでもここに残り続けるのは不安だが、今さら首都圏に転勤しても現実はほとんど変わらないし、むしろ柏・三郷・松戸などのホットスポットにはここより線量が高い地区もある。そんなところに異動するくらいならここにとどまった方が安全なくらいだ。西日本に転勤するのでなければ、今やどこがよりましかという相対的選択でしかなくなりつつある。はっきり言えばもう東日本はどこも同じだ。

我が愛する水樹奈々様が、今年5月22日付け産経新聞のインタビューで「周囲の目を気にしすぎたり、他人をうらやんだりしているときは、不思議とうまくいかない。あれこれ考える暇があるなら自分を磨き、前に進もうと考えるようになった」ら成功した、と答えている。私もこの言葉を胸に刻み、他人は他人、自分は自分と割り切り、できることに精一杯取り組んでいきたい。

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福島県沖でM6.8の余震 福島・宮城で震度5弱

2011-08-19 22:52:32 | 気象・地震
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第54報)-平成23年8月19日14時36分頃の福島県沖の地震について-(気象庁報道発表)

この揺れが来たとき、私は事務所で仕事中だった。3.11の「あの日」と同じ、金曜日の2時半過ぎ。同じ金曜日で発生時刻もほぼ同じだけに、あの日のことがふと、頭をよぎった。「どうかこれ以上揺れが強くなりませんように」と祈った。

白河市は震度4だった。先日も震度5弱の地震があったが、今日の地震ではすぐ隣の天栄村で震度5弱を記録しており、体感的には今日のほうが揺れたような気がする。津波注意報が一時発表されたが、幸いにして津波と呼ぶレベルの海面変動は観測されなかった。

報道発表資料を見よう。M6.8とは余震としては比較的大きいレベルだが、3.11本震から見ればマグニチュードで約2小さいのでエネルギーは約1000分の1。M7.2の阪神大震災と比べても約15分の1というレベルだ。発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報)。これは7月31日未明に起きたM6.5の余震と全く同じだ。震央もほぼ7月31日と同じである。

不気味なのは、報道発表資料中4ページにある「震度4以上の最大震度別地震回数表」だ。4~6月にかけて順調に減ってきた大規模余震回数が7月からは一転して増え、8月はまだ19日の段階ですでに8回と7月の10回に迫っている。このまま行けば7月を超えそうな気配だ。実際、8月に入ってからは数字以上に大きな余震が増えた感覚がある。

プレート境界型地震はプレート同士がぶつかり合うアスペリティ(固着域)がプレートの沈み込みに耐えられず、はがれて反転したときに起きる。巨大なエネルギーは地震発生でいったん解放されるが、その瞬間から再びプレートはぶつかり、沈み込みが始まるという事実を忘れてはならない。地震活動に休みはないのだ。今この瞬間も次の巨大地震に向けたプレートの沈み込みは続いている。そして、3.11で生じた新たなプレート内部の歪みがその沈み込みに触発されて元に戻ろうとする。次の大きな余震は明日かもしれないし、明後日かもしれないのだ。被災地でもそうでない地域でも緊張感を長期間維持することは困難だが、それでも被害を最小限に食い止めるため怠りなく警戒を続けよう。

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【管理人よりお知らせ】アクセス解析を実施しました

2011-08-19 00:54:26 | 運営方針・お知らせ
原発事故が収束しない非常時ではありますが、gooブログで2週間ほど無料アクセス解析お試しキャンペーンがあったので、これにあわせてアクセス解析を実施しました。その結果を支障のない範囲でお知らせします。

福島原発事故以降、7月中旬まで線量計による放射能測定値を発表していたこともあり、当ブログのアクセスはページビューで400~800、訪問者数でも160~200人程度で推移しています。震災以降、それまでの300ページビュー、100~150人程度から一気に上昇し、その後変わることなく推移しています。震災後は訪問者数でも150人を下回ることはなく、gooブログ中の順位はほとんど毎日、10000位以内に入っている状況です。

8月2日、瞬間的にページビューが1700に急上昇し、翌3日には通常ベースに戻っています。この急上昇の原因ははっきりしませんが、直前に連続して起きた震度5弱クラスの地震や福島・新潟豪雨の解説記事が影響しているのかもしれません。8月12日にもアクセス数の急上昇が起きていますが、この日は御巣鷹事故の日なので、当ブログの見解等を期待してアクセスしてきた人が増えたと考えられます。

震災以前は、大きな地震があった直後にアクセス数が急上昇する傾向が見られましたが、震災以降はそうした上昇傾向は見られません。震災後、アクセス数自体が上昇したまま推移していることから考えると、地震の解説記事を気にしている人たちが恒常的に当ブログを見ているということなのかもしれません。もしそうだとすれば大変ありがたいことだと思っています。より正確な解説に努めていきたいと思っています。

時間ごとのアクセス数を例えば8月10日のデータで見ると、アクセスの多い時間帯は0時、8時、12時、14時、19時で、この時間帯のみ40ページビューを超えています。この結果から、当ブログへのアクセスがどのような形で行われているかが見えてきます。8時に電車で通勤/通学し、12時に昼休みがあり、19時頃に帰宅で電車に乗る人たちがアクセスしているのでしょう。通勤/通学や帰宅の電車の中で、新聞や文庫本代わりに当ブログが読まれている様子が想像できます。0時頃アクセスが増えているのは、ようやく家事や勉強が一段落した人たちがその時間になってPCを立ち上げているのでしょうか。あるいは深夜まで残業した人がやはり電車の中で見ているのかもしれません。

アクセス数が最も多いのはトップページで、トップへのアクセス数は以前とほとんど変わらないように感じます。対照的に、検索エンジンからの来訪者数は増えているように見受けられました。

当ブログにたどり着いた検索キーワードは日替わりですが、解析期間全体を通じて目についたのが「日比谷線 事故 現場」というキーワードです。日比谷線事故は3月の発生で今はシーズンオフですが、日比谷線事故がらみで何か動きがこの間あったのでしょうか。

鉄道絡みでは「車両記号 一覧」というキーワードからの検索が多くありました。当サイトが作成・公表している鉄道車両記号一覧表は、未だ根強い人気があるようです。「買い物難民」「買い物弱者」というキーワードも解析期間全体を通じて多く検索されていました。これには何か理由があるのかと思って調べてみたところ、8月12日、広島県神石高原町に買い物弱者対策として宅配機能も備えたローソンが開店したという出来事があったことが影響したと見られます。このニュースはネットでも朝日産経が報じています。

鉄道関係では「鉄道・運輸機構 付帯決議 自民党」というキーワードが検索されていますが、これは6月の国鉄清算事業団債務処理法の一部改正について調べていた人でしょう。「名松線」「岩泉線」など災害不通となっている路線の検索も目につきます。「小田急線騒音訴訟」など社会的鉄道ネタも検索されています。「鉄道撮影マナー」というキーワードの検索が多いのは気になります。撮影マナーの悪い鉄道ファンに苦しむ人が増えているとしたら看過できません。「新幹線 パンタ 火災」「キハ283系 火災」など、安全問題や鉄道事故絡みの検索もありました。「不採用 不当労働行為」というキーワードから検索がありましたが、これは被解雇者などの関係者か、あるいは労働法を勉強する学生あたりが検索したと思われます。

地震・災害関係では「東海地震」「前兆すべり」「プレスリップ」などの用語検索が目につきました。震災以降、プレート境界型地震への関心が高まっている様子がうかがえます(前兆すべりとプレスリップは同じ意味の用語です)。「大震災 被害を最小限に抑える方法」というキーワード検索も2回ありました。当ブログの記事を、少しでも被害軽減にお役立ていただけるのであれば運営者冥利に尽きます。

「放射能」を含むキーワードがずっと上位に来ていたのが、予想されたとはいえ悲しいです。でもそれがこの国の現実です。放射能の関連用語で「放射能 鉄道撮影」「木下黄太」「放射能防御プロジェクト」「首都圏 汚染」「ホットスポット 三郷市」「御用学者 山下俊一」などのキーワードでたどり着いた人もいました。アクセス解析期間中に木下黄太氏による放射能防御プロジェクトの土壌汚染調査結果が発表されたことが大きく影響しています。鉄道ファンの中にも放射能を気にしながら撮影地を決めている人が多いのでしょう。

これ以外では、なぜか「ラブひな 読み切り」というキーワードから来訪した人もいました。「平野綾」というキーワード検索があったのは、12日に平野綾さんの事務所退社が報道されたことが関係していると考えられます。

アクセスしてきているブラウザ別では、前回のアクセス解析時はIE8が圧倒的でしたが、今回はアクセス解析全期間を通じてgooglebotが過半数を占める圧倒的1位でした。しかし、googlebotは検索ロボットでそもそもブラウザなのかという疑問が残ります。ezweb、Safari、IEと続き、前回多かったdocomoは8位と大きく後退しています。携帯からのアクセス自体はそれほど減っていると思えないので、携帯からスマートフォンへの移行がランキング変動に大きく影響しているように思います。

今回のアクセス解析でも、いろいろ参考になる情報が収集できました。これらの結果を今後のサイト運営に生かしていきたいと思っています。

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