安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
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福島ばかり、なぜこんな目に遭うのか・・・

2011-08-01 22:01:33 | 気象・地震
「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第52報)(気象庁報道発表)

実は、当ブログ管理人はこの週末、所用で東京に出かけており都内に宿泊していた。震災以来、地震に敏感になっているせいもあるが、都内でもこの地震の揺れははっきりと感じられた。震源は東北のどこかだと思ったが、時間が時間だけにテレビはつけずに再び寝てしまった。夜が明けた後、福島県沖で震度5強と聞いたがそれほどの驚きはない。

地震発生時、横で寝ていた妻が「また4時だね」と言った。最近、大きな地震はなぜか明け方、それも4時前後に来る。ただでさえ不眠で薬を処方されている私にとって、直ちに睡眠不足につながる深夜や明け方だけは勘弁してほしい。

報道発表を見ると、M6.5、震源深さは57kmとまた少し深くなった感じがする。発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(速報)。北米プレート内部で起きた地震で太平洋プレートとの境界より西側に震源がある。逆断層型は内側に押し合う地震なのでこれもプレート境界が引きずり込まれる方向への地震。つまり、これまでと同様3.11で跳ね上がりすぎてゆがんだ地殻を元に戻す方向での余震である。

地震の規模、震源深さの割には揺れが大きすぎると思われる方もいるかもしれないが、これは震源地が陸地に近いことが関係していると見ていい。

平成23年7月新潟・福島豪雨(気象庁報道発表)

新潟県十日町では29日20時51分までの1時間に121.0mmという猛烈な雨が降った。1時間に100mmを超える雨だともはや視界はゼロに近いだろう。100人近い死者を出した1982年の長崎水害の時でさえ、1時間雨量は90mmだったから、今回の雨がいかに激しかったかが伺える。雨は29日が最も激しく、既に4人の死者が出た。

気象庁の報道発表資料の中に天気図が掲載されている。やはり、29日の天気図に最も集中豪雨の特徴が現れている。太平洋とオホーツク海に湿った高気圧が陣取り、その両方から停滞前線(梅雨前線の正式名称)に向かって湿った空気が次々に送り込まれる。梅雨の中期から末期、前線活動が最も活発となる時期の気圧配置と全く同じだ。30日以降の雨が弱まったのは、オホーツク海高気圧がはっきりしなくなり、北から送り込まれる湿った空気の量が減ったことが原因と考えられる。

それにしても、2011年は会津地方の大雪で明け、東日本大震災と津波、原発事故、そして今回の会津の大雨災害。なぜ福島ばかりこんな目に遭わなければならないのだろう。既に原発事故と今回の水害で6回目の避難という人もいる。あまりにも理不尽だし、悲しい。

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