goo blog サービス終了のお知らせ 

安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

当ブログのご案内

当サイトは列車の旅と温泉をメインに鉄道・旅行を楽しみ、また社会を考えるサイトです。

「あなたがすることのほとんどは無意味でも、あなたはそれをしなくてはなりません。それは世界を変えるためではなく、あなたが世界によって変えられないようにするためです」(マハトマ・ガンジーの言葉)を活動上の支えにしています。

<利用上のご注意>

当ブログの基本的な運営方針

●当ブログまたは当ブログ付属サイトのコンテンツの利用については、こちらをご覧ください。

●その他、当サイトにおける個人情報保護方針をご覧ください。

●当ブログ管理人に原稿執筆依頼をする場合は、toukaihoutei*hotmail.com(*を@に変えて送信してください)までお願いします。

●当ブログに記載している公共交通機関や観光・宿泊施設等のメニュー・料金等は、当ブログ管理人が利用した時点でのものです。ご利用の際は必ず運営事業者のサイト等でご確認ください。当ブログ記載の情報が元で損害を被った場合でも、当ブログはその責を負いかねます。

●当ブログは、ネトウヨから「反日有害左翼ブログ」認定を受けています。ご利用には十分ご注意ください。

●管理人の著作(いずれも共著)
次世代へつなぐ地域の鉄道——国交省検討会提言を批判する(緑風出版)
地域における鉄道の復権─持続可能な社会への展望(緑風出版)
原発を止める55の方法(宝島社)

●管理人の寄稿
規制緩和が生んだJR事故(国鉄闘争共闘会議パンフレット「国鉄分割民営化20年の検証」掲載)
ローカル鉄道に国・自治体・住民はどう向き合うべきか(月刊『住民と自治』 2022年8月号掲載)
核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

球春到来

2008-03-22 10:47:05 | 芸能・スポーツ
春はセンバツからとよく言われるが、長く寒かった今年の冬を突き破るように、第80回記念大会となるセンバツが始まった。

私の応援対象は福島・聖光学院の他、愛知勢と九州勢。
さて、どんな大会になるかなぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギネス認定で「およげ!たいやきくん」再発売

2008-03-06 22:22:26 | 芸能・スポーツ
およげ!たいやきくん再発売へ

------------------------------------------------------------------------
『ギネス認定記念で復活!「およげ!たいやきくん」CDで再発売』
シングル売り上げ枚数、約455万枚-。33年前、「およげ!たいやきくん」が打ち立てた日本記録が、英ギネス・ワールド・レコーズ社に正式に認定され、来年度の「ギネス世界記録2009」に掲載されることが19日、分かった。“日本の最も売れたシングル・レコード”として評価を受けた。当時のままの楽曲が3月5日にCDとして再発売されることも決定。「こうなったら、500万枚を狙いたい」と関係者の鼻息は荒い。(サンケイスポーツ)
------------------------------------------------------------------------

懐かしい。
生まれて初めて親に買ってもらったレコードがこの曲だった。確か、実家の倉庫の中のどこかに今もあるはずだ。
忘れもしないA面が「およげ!たいやきくん」。そしてB面が「1本でもニンジン、2足でもサンダル~」の歌詞でこれまた有名な「いっぽんでもニンジン」である。

売上455万枚。当時日本でもっと売れたレコードとしてギネス登録された。それを機に再発売されるそうだ。
当時、子どもだった世代は30~40代になっているはず。再発売を機に、親子の会話の材料になればそれもまた良いだろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結局買ってしまった…

2008-02-25 23:15:38 | 芸能・スポーツ
大黒摩季ニューアルバム「POSITIVE SPIRAL」

結局、迷いながらも買ってしまった。初回限定版を。
発売から1ヶ月近く経っているのに初回限定版の入手に成功したのだから、申し訳ないが、やはり彼女のCD打ち上げは大幅に落ちていると思う。90年代のあの飛ぶ鳥を落とす勢いは見る影もない。

買おうと決心するきっかけになったのは、神田うのの結婚式で初お披露目となった曲"Forever Rose"がDVD(初回限定版のみ)に収録されていたことだ。これがなかったらおそらく買わなかっただろう。

最近、ファンサイト等を巡回していると「一時期に比べて(全然出ていなかった)声が戻ってきた」という意見が多い。往時ほどではないにしても、私自身同じように感じていたので、大黒摩季自身がライブ活動を継続していく中で声をコントロールする術を身につけたのかも知れない。

歌詞にも、良い意味で挑戦的だった昔の片鱗が戻って来つつあると思う。1歩から数歩離れて寄り添うというスタンスを、もうしばらく続けていこうと思う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たった3分で4選 日本相撲協会人事

2008-02-04 22:49:24 | 芸能・スポーツ
たった3分で4選…北の湖内閣苦難の船出

---------------------------------------------------------
日本相撲協会は1日、任期満了に伴って改選された理事10人による新理事会を開き、北の湖理事長(54)=元横綱北の湖、本名小畑敏満=を満場一致で理事長に互選した。2002年に初就任してから4期目に突入する北の湖理事長は、4日に新職務分担を決めて第4次内閣をスタートさせる。昨年から不祥事が相次いだ角界は信頼回復が急務だが、同理事長は難局打開へ向けた具体案には言葉を濁し、方向性もあやふやなままで、前途多難の船出となった。

 新理事会はわずか3分で終了。課題山積の協会として、ここでも危機感の欠如が露呈された。北の湖理事長は「土俵に心血を注ぎたい。そこで結果を出さないといけない」と、原点からの再出発を口にした。先の初場所は皮肉にも盛り上がりを見せたが、昨年からの一連の騒動は土俵外から噴出したものだ。
 朝青龍問題こそ収束へ向かいつつあるが、週刊誌の八百長報道に端を発した訴訟は先行き不透明。時津風部屋の若手力士が急死した問題については再発防止検討委員会が活動しているが、有効策は聞こえてこない。
 問題解決へ向けては手探り状態。同理事長は「これからないように考えていかないといけない。社会状況の流れの中で、いいことは取り入れたい。再発防止委も意見をまとめてくるだろうし、師匠会を通じて話をしたい」としたが、社会に与えた不信感を払しょくすべく具体案や、信頼回復へ向けた方向性は依然としてあやふやなままだ。
 旧態依然とした組織の構造改革も叫ばれているが「組織はいつでも見られるようになっている」とした。難局を乗り切る論議が不在では、場当たり的な対応を繰り返す結果になりかねない。
---------------------------------------------------------

…はぁぁ、やっぱりダメだなこりゃ。
この組織に自浄能力を求めるというのは、八百屋で魚を求めるようなものか?

普通の会社だったら、商品偽装(八百長)、パワハラで社員死亡(時太山事件)、幹部社員の長期病休(朝青龍問題)と続けば間違いなく経営陣はクビだろう。偽装やパワハラ死亡なんてのは、1つでも社長のクビが飛ぶような不祥事だ。

おそらく、現職以外の役員に理事長のなり手がいなかったのだろうが、責任を取らないトップ、トップにモノが言えない役員…不祥事を起こす組織の典型に見える。
すべてが末期症状であり、この様子では、しばらくしたらまた不祥事が起きるのだろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大黒摩季ライブin福島

2008-01-22 22:34:37 | 芸能・スポーツ
当選し、チケットが届きました。ライブは3月29日(土)。
年度末なので仕事がチョット心配ですが、抽選漏れした人たちのためにも、行けるように全力を尽くしてみます。

しかし、大黒摩季から「距離を置く」と宣言したとたんに当選なんて、人生ってのは意外にこんなものなのか…

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ・オタクネタ2題

2008-01-18 22:31:58 | 芸能・スポーツ
連載開始29周年を記念して「キンケシ」復活(オリコン)

------------------------------------------------------------
1979年に『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートし、現在も人気を集めている『キン肉マン』(ゆでたまご原作)。同作品の連載開始から今年で29(にく)周年を迎えることを記念し、「29周年記念キンケシ復刻版 夢の超人タッグ編」が3月上旬にバンダイより発売される。

 「キンケシ」とは、『キン肉マン』のキャラクターフィギュアで、83年から87年まで販売。当時の累計販売数は約1億8000万個で、200体以上が商品化された。
------------------------------------------------------------

うんうん。覚えてる覚えてる。
「キン消し」(キン肉マン消しゴム)は当時、男子児童の青春のすべてだったと言っても過言ではない。私の通っていた小学校では、キン消しをいくつ持っているかで男子児童のクラス内序列が決まっていた。それほどの影響力があったのだ。
確かガシャポンで売られていた記憶がある。同じものばかりがいくつも出てくると、友達と交換し合ってほしいものを手に入れたりもしていた。ああ懐かしい。


「モー娘。」は終わった 視聴率なんと0.8%(J-CASTニュース)

------------------------------------------------------------

アイドルユニット「モーニング娘。」の唯一のレギュラー番組「ハロモ二@」(テレビ東京系)の視聴率がついに1%を切ったことが明らかになった。以前は、安倍なつみさん、後藤真希さんなど、「超人気アイドル」をそろえて闊歩していたのも今は昔。日曜・昼間の番組でさえ、驚愕の「0%台」という状態だ。「モー娘。」人気はもう終わったのか?

■「メンバーの一人も名前を知らない」

 「モーニング娘。」の人気低下が話題になったのは何も最近の話ではない。「週刊新潮」(07年5月17日号)は、「テレビ視聴率『1%台』結成10年で『さらばモーニング娘。』」と題して、レギュラー番組の視聴率低下やコンサートのチケットがネットオークションで「叩き売り」されたことなどを報じていた。

 「モーニング娘。」は、メンバーのなかでもとりわけ人気のあった後藤真希さんが02年9月に「卒業」して以来、安倍なつみさん、加護亜依さんなど、人気メンバーが相次いで「卒業」。

 07年6月には、当時「モー娘。」のリーダーだった藤本美貴さんとお笑いタレントの庄司智春さんとの「熱愛」が発覚。藤本さんはモー娘リーダーを辞し、「モー娘。」からも脱退した。

 その後、「モー娘。」は、高橋愛さん、新垣里沙さん、亀井絵里さん、道重さゆみさん、田中れいなさん、久住小春さんで構成されたが、光井愛佳さんのほか、ジュンジュンさん、リンリンさんといった中国人留学生があらたに加入するなど、メンバーの構成も複雑化。以前は、「全員の名前が言えた」という人も、今では「一人も名前を知らない」ということが多い。

■「1を切るのは低い数字だ」

 「モーニング娘。」が唯一持っているレギュラー番組は、テレビ東京系で日曜昼の12時20分から放送されている30分番組「ハロモニ@」。07年4月から始まった同番組だが、実は前身の1時間番組「ハロー!モーニング。」の視聴率が2~3%と振るわなかったことから、現在の30分に短縮されたとも言われている。
------------------------------------------------------------
中国人留学生? 何それ?
ここまで来ると、もはや「モー娘。」じゃないな。

そもそも「モー娘。」は、オーディションで落ちた子が「CDが○万枚売れたらデビューさせてやる」(詳しい数字は忘れた)と持ちかけられ、実際にCDがその枚数売れてデビューしたことに起源を発する。以前、オタク系掲示板で私のオタ仲間のひとりが論評していたけれど、初期の「モー娘。」はそういう意味で負け組のシンデレラストーリーを体現する場所だった。しかしある時期から、「モー娘。」に入ること=勝ち組、とみなされるようになっていき、グループ自体の性格が変わっていった。

もうひとつ、このグループの特色はとにかくメンバーの入れ替わりによる新陳代謝が激しかったことだ。これが、結成初期に「似ているグループ」として擬せられることの多かった「おニャン子クラブ」とも異なる点である(そもそもおニャン子の場合は会員番号制を採っていたからメンバーの一体感が売り物で、メンバーがバラ売りされるようになると一体感が失われ、自然瓦解していった)。

新陳代謝は、しばらくの間は活性化を促すものとしてプラスに作用したが、それがマイナスに作用するようになったのは、やはり中澤裕子が抜けたあたりからだろう。中澤の卒業あたりと時を同じくして、結成初期のメンバーが1人もいなくなった。

人間が新陳代謝を必要とするのは、その人がその人として輝き続けるためである。ところが、結成当時のメンバーが1人もいなくなったモー娘。は、人間に例えるならば別人に変異したのである。私は、このときが最も解散にふさわしい時期だったと思っている。その機を逸した現在のモー娘。が、同姓同名の「別人」であることは明らかであり、この視聴率の低迷も必然的結果であるように私には思える。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有名タレント「アニメ」声優起用 「本職」が失業危機、転職も

2007-12-11 21:28:29 | 芸能・スポーツ
有名タレント「アニメ」声優起用 「本職」が失業危機、転職も

----------------------------------------------------
 新作アニメ映画の声優に人気タレントを起用する例が増えている。制作サイドの狙いは話題作り、アニメファンの裾野を広げたい、ということらしい。これで、困っているのが本職の声優さん。仕事が奪われる流れは止まらないようで、「声優さんの今後」を心配する声も出ている。

■みのもんた「ONE PIECE」新作に声優で出演

 例えば2007年公開アニメ映画で人気タレントが声優として起用されたのは、「シュレック3」の藤原紀香さん、浜田雅功さん。「ピアノの森」の上戸彩さん、「ベクシル-2077日本鎖国-」の黒木メイサさん、谷原章介さん、松雪泰子さんら。これから公開されるものは、「ザ・シンプソンズ MOVIE」の和田アキ子さん、所ジョージさん。「サーフズ・アップ」の小栗旬さん、山田優さん。また、みのもんたさんは「ONE PIECE」の新作で特別なキャラを作ってもらい出演するのだそうで、まさにラッシュ状態だ。

 かつて、タレントを声優に起用しネットで大論争になったことがあった。それは宮崎駿アニメ「ハウルの動く城」の木村拓哉さん。木村さんという自身のキャラクター、存在感に圧倒的なものがあるためか、

  「キムタクの顔ばかり浮かんできて、物語に没頭できない」

 また、

  「本物の声優なら表現力があり、もっと映画が面白かったはず」

などという意見が大量に出た。

 木村さんのファンにとっては大歓迎でも、アニメファンにしてみれば、「純粋に」アニメを楽しみたい、という気持ちが強かったのだろう。木村さんに限らず、タレントを声優に起用する事には様々な意見があり、朝日新聞の07年2月24日夕刊の記事「(TV端会議)今も耳に残る、あの声優たちの声」に

  「話題性から人気俳優が吹き替えを行うことが多いですが、やはり違和感があります。餅は餅屋。吹き替えは声優さんに」
  「吹き替えは、その声優の顔が浮かんでこないのがベスト」

といった読者の意見が掲載されている。

 それでも製作者側は主役になぜ有名タレントを起用するのか。アニメ業界関係者はJ-CASTニュースに対し、

  「宣伝効果が全然違う」

と指摘する。有名タレントが声優になる、というだけで話題になり、制作発表会にタレントが来ればマスコミ人が押し寄せる。作品の知名度が上がるため、高額のギャラを「宣伝費」と考えタレントに払っても割に合う、という考えなのだそうだ。しかし、制作側は「声優の質」というものを考えないのだろうか。その業界関係者は、

  「タレントのスキルは元々高い。4、5回も経験すればかなり上手くなる。もちろん、ダメなタレントもいますから、誰を起用するかの『見極め』が重要なんだと思います」

と解説した。

■声優が俳優、歌手、お笑いの仕事もする?

 声優側は、というと、やはり「本職である我々を使ってほしい」ということになる。声優の山寺宏一さんは自身のブログ(07年8月26日付け)で、声優にいろんなタレントや有名人を起用していることが目立つ、として、

  「中には『これはあまりにもムチャじゃないの!』と言いたくなるキャスティングもあると思います。もちろん話題性は大事ですし、お客さんがたくさん入ることはおろそかにできないのですが、本当にピッタリあったキャスティングをよくよく考えて欲しい」

と、安易にタレントを声優に起用する現状を批判している。

 ただし、有名タレントに声優を任せる、という流れはどうやら変えられないようだ。声優を育成・デビューさせているCHK声優センターはJ-CASTニュースの取材に対し、過去に比べBS放送、CS放送、ゲームなど声優が活躍する舞台は増えている、としながらも、話題作や、主役級については有名タレントに仕事が行ってしまうことが多くなった、と打ち明けた。そして、

  「これまでも例があるように、こちらから向こうに行くような形にならなければ、と思っているんです。声優が俳優、歌手、お笑いの仕事もする。そんなマルチな才能を育てていきますし、声優をステップにタレントになりたい、そういう挑戦もアリだと考えているんです」

ということだった。


----------------------------------------------------
声優の危機? そりゃそうでしょ。

一般のタレントを声優に起用する流れを決定的にしたのはやはり宮崎駿監督だと思う。宮崎駿はそのことだけで結構、オタクから否定的評価を下されていたりもするが、一方、このような事態を招いた原因はアニメ・声優業界にもある。
ひとことで言ってしまえば、声優を使い捨てにし、育成を怠ってきたツケが回ってきたのだ。

私ももちろん、この世界を少しはかじった身として、やはりアニメの声を当てるのは声優の仕事だと思うし、タレントごときに…という思いはある。
だが、最近の若手声優は伸び悩み、一部を除いてタレントと大差ないのも事実だ。特に、地声が「アニメ声」の人を連れてきて、「このキャラにはこの声優」的なキャスティングをされる深夜アニメ等のあり方には率直に言って疑問を持っている。

いろいろな役を経験させることで声優は経験値を蓄積し、演技の引き出しも増えていくものだと思うが、短いサイクルで使い捨ての上、はじめにキャラありきの起用で育成の機会も与えられていないのが声優界の現状なのだ。
アニメオタクの中に「声だけで演技をしなければならない声優と、体全体を表現に使えるタレントを一緒にするな」という声があることも事実だが、一方で「タレントのスキルは元々高い。4、5回も経験すればかなり上手くなる」などと言われている現状はやはり、声優たちの力不足というべきだろう。
実力が同じなら、知名度が高くて客寄せができるタレントに軍配が上がってしまうから、声優には「やっぱりタレントごときじゃダメだ」と言わせるだけの実力が伴っていなければならないのである。

アニメ・声優界はこの現状に危機感を持ち、見せかけのオタク受けではなく実力ある声優の育成に努めてほしい。それが声優復権の唯一の道だと私は思っている。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

激白! 腐女子のホンネ

2007-12-08 21:26:11 | 芸能・スポーツ
激白! 腐女子のホンネ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0712/07/news063.html

ボーイズラブ漫画を描いている女性オタク、別名「腐女子」の生態については今まで謎のベールに包まれている部分が多かった(というより、男性オタクから見てもかなり近寄りがたい世界だった)。その意味で、この対談は彼女たちの生態を垣間見せてくれる貴重なものである。

結論から言うと、思ったより彼女たちは普通だという印象を持った。もっとも、ここに呼ばれている5人は社会性も実力も兼ね備えた優秀な部類に入る人たちであろうから、これをもって腐女子の全体像と捉えられない部分もあるだろう。

でも、「ゲームはシナリオが大事」「ツンデレキャラがたまに笑顔だったら萌える」「着物に萌える」「さりげない優しさを見せられたら萌える」なんてあたりの感覚は、男性オタクと基本的に同じだと思う。「(男性が自分の趣味を)理解できるできないじゃなくて、私は自分の趣味を許してくれる人がいい」というのも男性オタクに近い感覚ではなかろうか。

違うのは、男性オタクのような衝動買いをしないということくらいで、基本的に腐女子たちも趣味活動で苦労しているということがわかった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中村紀洋が教えてくれたこと

2007-11-03 21:39:24 | 芸能・スポーツ
続いてはノリこと中村紀洋選手のことについて。

中村紀洋選手は結果を出す代わりに自己主張もきちんとする「有言実行」タイプである。時には不調で結果が伴わないこともあるが、今まで実力で道を切り開いてきた。
オリックス時代の晩年は結果が伴わないのに自己主張をし過ぎた側面はあったかもしれない。が、それにしても中村をまるで役に立たなくなったボロ雑巾のように放り出すオリックスのあの仕打ちはひどいではないか。

昨年のシーズン終了から「たった1人のキャンプイン」に至るまでの期間、世間が中村バッシング一色だった時期も、へそ曲がりの私はずっとそう思っていた。
中村を自由契約(解雇)にするだけならまだしも、日本球界をとっくにお払い箱になったはずのローズを大枚はたいて再来日させるに及んでは、いったいこの球団のフロントは何を考えているのかと全力でいぶかしんだものだが、やがて私は理解した。「この球団は能力のある者よりも従順な者を求めているのだ」と。
実力はあってもつべこべ言う奴はいらない。経営者の言うことに唯々諾々と従う者がいればいい…それがこの球団のやり方なのだということに気づいたのである。

それを理解した瞬間、私は「こんなフロントの下で選手にやる気など起きるはずがない」と思い、大胆にもオリックスの最下位を予想した。そして結果その通りになった。

オリックスの宮内オーナーといえば、小泉政権下で規制改革・民間開放推進会議の議長を務め、労働法制改革など規制改革を提言する立場にあった。サラリーマンを死ぬまでタダ残業させることができるホワイトカラー・エグゼンプション制度もこの会議が提唱したものである。あまりの評判の悪さにこの制度の導入は頓挫したが、現在でさえタダ残業、過労死、過労自殺や過労うつ病がはびこる中でこのような制度を導入すればどういう結果になるかは自明の理である。

そのような人物がオーナーを務めるプロ野球球団で、「有能だが自己主張する者よりも黙って言うことを聞く者が優先」という選手の起用方針が採られたことは大変興味深く、そして、その結果が惨憺たるものに終わったことはそれ以上に興味深い。

オリックスで今年起きた出来事が、規制緩和が進む日本のサラリーマン社会でこれから起きようとする出来事の先駆けだと言ったらうがちすぎだろうか。有能だが物言う労働者は排除され、無能だが従順な者がそれに取って代わる。その結果、あちこちで技術の継承が途絶え、「高品質社会日本」が現場から崩壊していく。その「物言う職人」の象徴が、中村紀洋だったのではないだろうか。

私にとって嬉しかったのは、日本プロ野球界が「物言う代わりに結果を出す男」中村紀洋を見捨てなかったことである。その能力を見抜き、チーム作りの中核に据えた中日は日本一になった。その日本一になった日本シリーズで、中村はMVP(最優秀選手)のタイトルを獲得した。私はそのことをとても嬉しく思う。

自分をボロ雑巾のようにポイ捨てした「21世紀の新たな皇帝」・宮内オーナーを見返すことができたのだから、中村よ、堂々と胸を張って歩け。世間は、日本球界は、まだまだお前を必要としている。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クライマックスシリーズ

2007-11-02 21:02:44 | 芸能・スポーツ
さて、クライマックスシリーズのことについて、書こう。

私はもともとプレーオフ絶対反対派だった(それは今でも変わったわけではない)。これは、先行して導入されたパ・リーグで、我が愛するソフトバンクホークスが2年連続でリーグを制しながら、プレーオフで敗れて日本シリーズに進出できなかったことに対する私怨という面もある。

だが、私怨で物事を言っても理解は得られないので、原則論として「シリーズを1位になった者よりも、2位で終わった者がシリーズに出場するのはおかしいではないか」「真面目に戦う者より要領よく戦う者のほうが上位に出るシステムはおかしい。真面目な者より要領よく立ち回る者のほうが上位になるなんてサラリーマン社会だけで十分」という立場で反対論を張ってきた。

しかし、こと今シーズンに限ってみれば、中日の日本シリーズ進出を認めてもいいという気持ちにだんだん変わってきたことも事実である。
その理由は、今シーズンが、1ゲーム差の中に上位3球団がひしめくほどの超大混戦だったことにある。
セ・リーグは結局、巨人・中日が1.5ゲーム差でシーズンを終了したが、プレーオフの5試合をプレーオフと考えず、単にシーズンが5試合増えただけだという考えに立てば、1.5ゲーム差というのは直接対決5試合の中で容易に逆転できるゲーム差なのである。

これが、1位と2位が5ゲーム差開いた状態でシーズンを終え、その後のプレーオフで逆転となればその意味合いは変わってくるだろうし、プレーオフに批判的な意見はもっと増えるだろう。しかし、今シーズンに関する限り、プレーオフ制に対する批判がほとんど聞かれないのは、こうした考え方に立つプロ野球ファンが多くいることを物語っているようにも思うのである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする