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安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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衝撃の新事実

2008-11-16 20:10:57 | 芸能・スポーツ
暇で仕方がなかったので、妻と2人でTSUTAYAに行った。別に借りたいCDやDVDがあるわけではない。完全な暇つぶしである。

…が、衝撃の新事実がそこにはあった(単に私が今まで知らなかっただけだと思う)。

「ポ~ニョ、ポニョポニョ、さかなの子~♪」で始まる宮崎駿監督の最新作「崖の上のポニョ」の主題歌、子役の大橋のぞみのほか、藤岡藤巻が絡んでいるではないか。

この藤岡藤巻というのは、藤岡孝章、藤巻直哉の2人の姓を組み合わせたもの。実はこの2人に尾崎純也を加えた3人は、知る人ぞ知る伝説のバンド「まりちゃんズ」のメンバーだったのだ。

70年代の一時期、日本音楽界に爆笑とニヒリズムと、ユーモラスな反権力性をひっさげてデビュー、その芸風故に大騒動を巻き起こした挙げ句、出す歌出す歌ことごとく放送禁止になるという武勇伝を残した、あのバンドである。

何しろデビュー曲のタイトルが「ブスにもブスの生き方がある」だから凄い。歌詞も負けず劣らずで、「ブスよあなたはいるだけでみんなに迷惑かけている 明るいところは歩かずに人目を避けなさい」という歌詞を、公共の電波に乗せるという、今では(当時も?)考えられないことをしでかしたバンドである。

当然ながら、彼らのこの行為は、怖い女性はもちろん、一般のおとなしい女性をも敵に回し、あえなく放送禁止となった。

バンド名をご存じない人も、90年代中期に「尾崎家の祖母(おざきんちのばばあ)」という曲をリバイバルヒットさせたグループといえば思い出す人もいるかもしれない。

当時は世間を挑発するような危ないバンドだったが、宮崎アニメに関わるあたり、彼らにもちゃんとした曲を作れる音楽性があるということだろう。

なお、まりちゃんズについては、ここらへんが詳しい。

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聖光学院の夏、終わる

2008-08-16 20:21:30 | 芸能・スポーツ
突然だが、8月に入ってからのあまりの多忙に、フォローできなかった夏の甲子園の話題。

福島在住の当ブログ管理人は、ずっと福島代表の聖光学院を応援してきた。今や福島県代表の定番となった感のある聖光学院は、大方の下馬評を覆し、ベスト8にまで駒を進めた。福島県勢として実に33年ぶりのベスト8進出。そして今日、聖光学院は強豪、横浜と対戦した。

横浜、聖光学院に15-1で快勝 筒香2本塁打でベスト4進出(毎日新聞)

・・・というわけで、聖光学院の夏は終わった。

明日17日に大阪で野暮用がある私。どうせ泊まらなければならないのなら1日早くても一緒だとばかりに、今日の昼大阪入りした私は、甲子園球場にやってきた。高校野球ではもっとも面白いといわれる準々決勝だけあってチケットは早々に売り切れ、無料開放されている外野スタンドに回った。そういうわけで、今日の横浜-聖光学院戦は生で見た。第1試合の常葉菊川-智弁和歌山戦は途中から見ることができた。

この試合、聖光学院はこれまで先発してきた佐藤ではなく仲田を先発させた。疲れの溜まった佐藤を休ませたかったのかもしれない。だが結果的に見ればこの起用は裏目に出た。甲子園で一度も投げた経験のない仲田をいきなり強豪・横浜相手に先発させるのはどう見ても賭けの要素が大きすぎる。監督の采配ミスだと私は思った。

仲田は変化球に切れがなく、唯一の決め球である直球を打たれ、前半で早々に勝負が決まってしまった。6回から中継に出た佐藤も火消しにならず、打ち込まれた。
終わってみると、3人目に登板したリリーフ、横山が直球も冴え、最も良かったのではないかと思う。

それにしても、2本塁打を含む3安打、8打点と大暴れした横浜の筒香(つつごう)は超高校級の大物スラッガーだと思う。今日の甲子園は天気が下り坂で、いつもの浜風ではなくセンターからホーム方向へ風が吹いていた。2本塁打はいずれも逆風だったが、2本とも風速7メートルの強い逆風をものともせずスタンド入りさせた。

甲子園では、毎年、どの大会にも必ず4~5人の「怪物」がいるが、この大会では間違いなく筒香もその1人だろう。今シーズン、打線の極度の決定力不足に苦しみ、打っても打っても残塁の山が築かれ本塁が遠い楽天あたりは本気で獲得を考えてもいいのではないか。そんなことを思わせてくれる怪物スラッガーである。

聖光学院は、圧倒的な横浜との力の差を見せ付けられた試合だったが、一方でリリーフ・横山の好投が光った。はじめから彼を出しておけば・・・と思うのは結果論に過ぎないだろうが、実は彼はまだ2年生で来年がある。聖光学院は来年、彼がエースに君臨するわけで、他の福島県勢が県予選で横山を擁する聖光学院を打ち砕くのは相当厳しいと見ておかなければならない。来年も福島県は聖光学院を軸に県予選が展開すると思う。

試合後、私が甲子園の外に出てみると、ちょうど横浜高校と聖光学院の貸切バスが仲良く並んでいるところだった。先に横浜高校ナインがバスに乗り、宿泊先へ向かって出発した。そばにいた聖光学院の生徒たちが、互いの健闘を讃え合うように横浜ナインに手を振った。バスの中から横浜ナインも手を振ってそれに応えた。聖光学院の女子生徒が携帯カメラを向けると、横浜の選手がVサインで応えていた。

こういう生徒たちのさわやかな交歓風景を見ていると、ああ、部活動なんだなあと思う。私にもこんなまぶしい青春時代があったはずだ。甲子園は、どこかに置き忘れてきたそんな思春期の感動を呼び覚ましてくれるすばらしい場所である。

決勝戦は2日後である。勝利の女神がどの高校に微笑むかはまだわからないが、残った4校も精一杯プレイしてほしい。ここの土を踏むこと自体が選ばれし者の誇りだと思うから。

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コミケで手荷物検査実施へ エスカレーターも一部停止

2008-08-13 22:53:59 | 芸能・スポーツ
コミケで参加者の手荷物検査実施へ エスカレーターも一部停止(ITmediaニュース)

手荷物検査は、「秋葉原で事件=オタクが悪い」という相変わらずのステレオタイプ的偏見が根底にあるようで大きなお世話な気もするが、何も対策をとらずに事件が起こってしまってはシャレにもならないので、致し方なしというところか。コスプレイヤーの表現の自由が制限されないように希望しているが、まぁ四半世紀にわたり修羅場をくぐってきた準備会だけにその辺は心得ているだろう。

エスカレーターについては妥当な措置と評価する。
そもそもワンフェスでのエスカレーター事故のニュースを聞いたとき、私が最初に思ったのが「コミケ当日はどうなるんだろ」だった。いくらワンフェスの人出が増えているといっても、コミケ会場のあの雰囲気を知っている人間からすれば、ワンフェスなんてまだまだ牧歌的なほうだ。そのワンフェス程度の人出で事故が起きたのだから、コミケ当日はどうなることかと心配でたまらなかった。
コミケは1日10万人を超える人出といわれる。あの人出で突然エスカレーターが止まったりしたら、それこそ「阿鼻叫喚の地獄絵図」になりかねない。

ちなみに、当ブログ管理人はコミケ3日目に参加するつもりでいたが、直前になって野暮用(それも準仕事的な全然楽しくない用務)で大阪に行かなければならなくなった。あのサークルとか、このサークルとか(謎)、顔を出したいところがたくさんあったのだが、何とも惜しい。

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大黒摩季「声がつぶれるまで応援」

2008-07-22 23:16:24 | 芸能・スポーツ
北京で熱くなれ 大黒摩季さん、女子ホッケー代表を激励(朝日新聞)

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 北京五輪に出場する女子ホッケーの日本代表を激励するため、歌手の大黒摩季さんが20日、奈良・親里ホッケー場であった日韓国際交流試合に駆けつけた。試合は2点の先行を許しながら、後半の連続得点で2―2の引き分けに持ち込み、通算1敗2分けとした。大黒さんは「今日はよく同点まで頑張れた。メダルまでもう一息のところに来ている」と選手をねぎらった。

 代表の加藤明美主将と親交が深く、04年のアテネ五輪に初出場した際には応援ソングを制作した大黒さん。北京に向け、自身のコンサートツアーでファンに応援メッセージを寄せ書きしてもらった日の丸4枚を贈った。大黒さんは応援のために北京入りする予定で、「声がつぶれるまで応援します」と選手顔負けの気合の入りようだった。
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「声がつぶれるまで応援」って…アナタもうとっくに声、潰れてるんですが。
昔の自分の曲ですら原曲キーでは歌えず、キーを下げて歌っているという事実を、ライブに通っているファンなら誰でも知っているワケで。

応援するのは自由だし、好きにしたらいいと思うが、少なくとも歌手、シンガーソングライターを名乗るなら声は大切にしてほしい。この先何十年も歌で商売をしなければならない人が、五輪という一過性の行事のために声を潰すなんてことがあるとしたら、それこそ長年ファンをやっている人間から見てあり得ないと思う。

女子ホッケーチームのために「Asahi」を作曲し、プレゼントするなど、大黒摩季の女子ホッケーチームに対する思い入れは半端ではない様子だが、昔の自分の曲をキーを下げて歌わなければならない状態になってもファンを続け、ライブに通っている人間の気持ちも考えてほしいものだ。

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人気声優「私のイベントではオタ芸禁止」

2008-05-24 21:16:16 | 芸能・スポーツ
人気声優、勇気ある発言「オタ芸禁止」の波紋

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《「正論」の声多く》

 声優で歌手の榊原ゆい(年齢未公表)が自身のブログで発した“勇気ある発言”が話題を呼んでいる。榊原は「今後一切、私が出演するステージではオタ芸といわれるものは禁止にしたい」と宣言したのだ。

 アキバ系の一部で暴走中の“オタ芸”とは熱狂的なファンが繰り広げる奇妙なパフォーマンスのこと。独特のかけ声に合わせた激しい身ぶり手ぶりが特徴だ。

 榊原は20日のブログでファンに呼びかけた。

 「ステージをろくに見ずに勝手に激しい動きをして達成感を得て帰る…というのは、本当に自己満足以外の何ものでもない」

 「オタ芸という名前が付いているだけで、それが迷惑行為だという事に気づいて頂きたい」

 アイドルのブログとしては異例のストレートな表現だ。21日も続いた。

 「オタ芸がないと盛り上がれないじゃないかという意見は、私は違うんじゃないかなと感じます」

 榊原のブログにはコメント欄が無くファンからの意見は書き込めないが、巨大掲示板「2ちゃんねる」やアニメファンのサイトでは「正論だ。よく言ってくれた」との意見が大勢だ。

 こうした反応について所属事務所関係者は「ブログの通りです」と静観の構えだが、榊原の知名度が一気に上がったのも事実。

 オタク文化に詳しいライターの双葉ススム氏は「オタ芸を“打つ(踊る)”人は自分たちの動きに陶酔しているだけ。路上でも通行の邪魔で、多くの店が迷惑がっている」と語る。

 そもそもオタ芸は、5、6年前から「モーニング娘。」などハロー!プロジェクト系アイドルのライブで、一部のファンが広めたというのが定説。アイドル評論家の遠藤ひろ氏によると、藤本美貴(23)が「モー娘。」に加入した5年前からオタ芸が一気に増え、アキバのオタク系アイドルにも広がった。

 双葉氏は「メードカフェの流行が始まった頃からオタクも変わった。オタ芸はその先鋭だろうが、崇拝先のアイドルに嫌われては存在意義がない」と語る。

 一方、遠藤氏は「オタ芸は“オタク系アイドル”というジャンルに根付く。禁止されたら他のアイドルに移動するだけ。今はオタ芸向きの曲を出したり、オタ芸を打ちやすい雰囲気のライブにわざとしている面もある」と煽る側の問題も指摘した。

 榊原はゲームやアニメで人気を集める声優で、歌手としてはシングル6枚、アルバム3枚をリリース。ライブにも頻繁に登場しているだけに影響力は小さくないはず。オタ芸愛好者はどうするか。
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う~ん。
私は今、アニメオタク趣味はほとんど引退に近い状況だし、以前から大したイベント参加実績もないだけに、この辺の事情はよくわからないのだけれど、リズムに合わせて跳ぶくらい誰しもやってきたのだから、跳ぶくらいなら許容範囲だと思っている。本音を言うと、メイドカフェのことを「メード」カフェと書くようなライターごときに迷惑呼ばわりされる筋合いはないという気持ちもある。

ただ、確信犯的に下着を露出したネットアイドルが逮捕されるような事件が起こっている最近の秋葉原の状況を見ても、この世界の流儀を知らない新しい連中が入ってきて、混乱が生じている様子も窺えるし、実際、茅原実里のイベントで、参加者に対しこんな注意が出されるような状況も生まれてきている。

すべてのオタクがこういう人たちばかりではないということは承知しているつもりだし、彼らの名誉のためにも強調しておく必要があるが…。

オタクというのは、いつも表現することに最も力点を置いてきたし、表現の自由が危うくなればそれに抗して自由な表現を守ってきた。同人誌即売会などは、表現の自由と社会規範とのギリギリの均衡点で、絶妙なバランス感覚によって辛うじて維持されてきた感すらある。

そうしたバランス感覚を知らない一般層が暴走し、彼らに対する管理を口実に規制だけが強化されるとしたら、本当の意味でイベントを自由に楽しむ余地がなくなってしまうだろう。
私が恐れるのは、そのような事態になることである。

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オタクはすでに死んでいる

2008-05-18 23:42:08 | 芸能・スポーツ
岡田斗司夫「オタクはすでに死んでいる」

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 朝日新聞2008年5月4日付けの「著者に会いたい」に、オタク評論家の岡田斗司夫さん(49)が登場し、著書「オタクはすでに死んでいる」(新潮新書) について語った。

この本を書くきっかけは最近の若者に違和感を持ったこと。本来のオタクは、世間の多数派とは違うことを自分で掘り起こし、世間に対抗する知性と精神力を備えていた。しかし、今は「消費するばかりの存在。かつてオタクが共有した価値観」が失われてしまったのだという。

新製品の発売を待つだけ。好きなジャンルから少しでも外れると関心を示さない。こうした変化は社会の変化と連動しているとし、「経済成長と勤勉な国民性のもとで咲いた花がオタク。経済が行き詰ると皆が大人になりたがらず、自分の気持ちが何より大事な私至上主義となり日本は変わった」などと語っている。
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かのオタキングも、どうやら最近のオタクのあり方にはついて行けないらしい。
若いオタク層には、オマエがオッサンなんだよ、という反発もありそうだが、私にはオタキングの言っていることは非常によくわかる。

オタキングの主張の要諦は、「オタクという名の“共和国”が崩壊し、オタクたちがそれぞれの分野は違っても、虐げられている者同士、共有しあっていた文化の土壌がなくなった」というものだ。要は日本社会同様、みんな自分のことしか考えなくなり、自分と異なる者に対する思いやり云々以前に、自分と異なる者が存在するということにすら気づかなくなってきている、ということらしい。

これは、オタク第2世代の中心的論客であり、日本で最も新進気鋭の評論家として注目されている東浩紀が「動物化するポスト・モダン」で主張していたこととかなり論旨は似ている。東は、人間社会の動物回帰とも思える諸現象の原因を、イデオロギーのような「大きな物語」の崩壊の中に見ようとしていた。

オタキングは、これからはひとりひとりが自分のオタク道を極めればよいとしているが、それが幸せにつながるかどうかは、正直言ってよくわからない。
オタクの一般人への拡散は、直ちにそのアイデンティティーの喪失につながりそうだし、ひとりひとりが結合されず、バラバラにされている状況の中では、社会的強者だけが一方的に利益を得るということにもなりかねない。実際、政治・経済の分野ではすでにあちこちでそうなりかけている。

最後の砦である趣味の世界だけは、予定調和的空間であってほしいと思っているのだが、この本を見る限り、どうやらそれは不可能のようである。

日本のオタクの実態を知るとともに、文化論として読み解きたいと思っている方にとっては、とりあえず読んでおいて損はないと思う。

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「スケバン刑事」風間3姉妹が集結

2008-04-18 22:50:16 | 芸能・スポーツ
「スケバン刑事」風間3姉妹が集結

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 1986年から1987年にかけて日本中を熱狂させた『スケバン刑事3』に登場した「風間三姉妹」(風間結花=折鶴の結花=大西結花・39、風間由真=リリアンの由真=中村由真・38、風間唯=三代目麻宮サキ=浅香唯・38)が勢揃いしたことを、大西が自身のブログで報告した。

 現在ロサンゼルスに住んでいる中村が帰国したため、3人で集まったという。中村と浅香は子どもをつれてきていたため、「唯も由真もしっかりお母さんしてたよ~!」とかつての女子高校役も立派な母親になっているようだ。だが、大西は「私にはまだまだ先の事ですが…(笑)」と書いている。

 そして「スケバン刑事での出会いから、早くも20年余りの時が過ぎたけれどこうやってずっと仲良しで、本当の姉妹みたいにいられる関係にあらためて心から感謝なのです」「二人はいつまでも私の愛すべき妹達なのです」とドラマ共演がきっかけで出会った3人は今でも実の姉妹のように仲が良いようだ。
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あの3姉妹って、プライベートでも結構仲がいいのね。
中村由真はロサンゼルスにいるのか。そういえば、大西結花だけまだ独身だったっけ。

スケバン刑事シリーズ、当時は毎週欠かさず見ていた。確か2006年(?)に、松浦亜弥が4代目を襲名し、続編が作られたはずだ。DVDも相変わらず売れているようで、衰えない人気には驚くばかりである。

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「腐女子」自己申告者が1月で1万人突破

2008-04-17 21:03:01 | 芸能・スポーツ
「腐女子」自己申告者が1ヶ月で1万人突破(毎日新聞)

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 男性同士の恋愛を描いた「ボーイズラブ」好きの女性ファン「腐女子」向けのサイト「fujyoshi.jp」を運営する米トレジャーネット(本社・米シアトル)は16日、自分が腐女子だと告白する「腐女友の輪プロジェクト」の日本の参加者が延べ1万人を突破したと発表した。メール配信などを受けられる登録会員者数も2000人を超えているという。

 「fujyoshi.jp」は、腐女子向けのサイトとして3月11日に開設したばかりで、腐女子の告白インタビューや腐女子徹底解剖、用語などを掲載している。「腐女友の輪プロジェクト」は、腐女子の人数を知ることを目的に、生まれた年代と地域をクリックして集計する企画。内訳は、20代が約45%、10代が約30%と大半を占めた。また、関東圏が約40%、近畿が15%となった。

 今後は、東京・池袋や秋葉原の腐女子マップやプロ作家による書き下ろし小説、投稿小説などを掲載、コンテンツを強化していく考えという。【河村成浩】
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ちなみに、件の腐女子サイトとはここのこと。

ボーイズラブと横文字にしてしまうとあまりキワ物の香りがしないが、昔、このジャンルの作品は「やおい(系)」というふうに呼ばれていた。「ヤマなし、オチなし、意味なし」の頭文字を取ったものとされ、コミケでは、やおいに引っかけてジャンルコードが801になっている。「801でコミケに出ます」なんて言うと、お仲間同士では「コミケでボーイズラブ系の同人誌を出す」という意味で通っていたし、今も通る。つまりはそういう世界である。

しかし、10代が30%というのは驚くべき数字だ。これは、次の時代の「801」を担う人材が次々と同人界に供給されるということを意味している。伝統のやおい文化、強し。

ここまで「カミングアウト」腐女子が増えてくると、会社の中で懇意になった彼女が実は腐女子だったことを付き合い始めてからカミングアウト、なんて事例も増えてくるのではないか。最後に、「あなたの彼女が腐女子かどうかの見分け方」を伝授しておこう。私が書店でものの本を読んでいて最も面白いと思った方法である。それは………

○「“攻め”の反対語は?」と聞いてみる。

これ、使える方法だと思う。彼女が腐女子ではないかと疑いを抱いた方はお試しあれ。ただし、彼女がこの質問を事前に知って警戒していたら、多分使えないと思う。彼女が何と答えたら「腐女子」判定か…それは秘密。多分、ここらへんに書いてあると思う。

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第80回センバツ講評

2008-04-04 23:37:26 | 芸能・スポーツ
80回記念大会となった春の選抜高校野球は、結局、沖縄尚学の優勝で幕を閉じた。

今回の大会から飛ばないボールが採用された。その影響は本塁打、長打が減るという形で顕著に現れた。結果として得点が減り、投手戦が増えた。1対0が6試合にも上り、1点差ゲームも近年まれに見るほど多かった。息詰まるような熱戦が続き、面白い大会だった。

1点を争う試合が増えたことで、1つのエラーが致命傷になることが多かった。もともと今大会は、失策が少なく守備の固いチームが揃っていたが、大事な場面でエラーをしたチームから順に消えていった。
90年代あたりから、「点を取られたら打って取り返せばいい」というメジャーリーグばりの大味な試合が増えていたが、飛ばないボールの採用で守備力、投手力が勝敗を決定するようになった結果、基本に忠実なプレーをするチームが増えたことは、長期的に見て野球の発展のためにはよいことだと思う。

印象に残ったチームとしては、滋賀県代表の大津西高校を挙げる。
大会前は全くのノーマークだったが、ダルビッシュ有投手(現・日ハム)の出身校の東北(宮城)と松坂大輔投手(現・レッドソックス)の出身校・横浜(神奈川)の強豪2校を立て続けに破ったのは見事だった。

引き分け再試合を戦い、勝った平安(京都)とともに今大会の台風の目となるかに思えたが、結局勢いに乗ることなく甲子園を去った。投手・守備優位の大会では、勢いだけで勝つことはやはり難しいのだと、改めて思う。

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大黒摩季ライブin福島

2008-03-30 21:13:40 | 芸能・スポーツ
3月29日の大黒摩季ライブ、突然の割り込み仕事も発生せず、無事行くことができた。
前回のライブ参加がいつだったか、もう思い出せないくらいだ。2007年2月にも行く予定だったが直前に行けなくなったから、2年は経っている。結婚後は初めてのライブ参加。もちろん妻と一緒に行くのも今回が初めてである。

季節が逆戻りし、時折小雪がちらつく寒さとなった福島県文化センターは、1階席1000人、2階席600人の収容力だ。さすがにこのクラスのホールだと満席にする力が、まだまだ大黒摩季にはある。

今回のライブはデビュー15周年を記念して行われるものだ。福島では初のライブとあって、客層はいつものライブとかなり異なっている。具体的には、前方右側の席だけがファンクラブ枠と思われる「おなじみのメンバー」で、後はほとんど地元の人だ。
それも、上下ジャージ姿に野球帽をかぶったおじさんが1人で見に来ていたりして、明らかに「大黒摩季という有名な人が近くに来るらしいから、行ってくるべぇ」的な参加者が多く見受けられたのだ。地元民への感謝を示すためにチケットに一定の「地元枠」でもあったのだろうか。

午後6時7分頃、いつものように定刻から少し遅れて大黒摩季登場。いきなり6曲を歌う。
最初のMCでは「福島は初めてです。今まで避けていたわけじゃないんですが、東京と仙台に来てくれてありがとう」とあいさつ。さらに福島との意外なつながりを披露。「実は私、22歳でデビューしたんですが、最初のマネージャーが自分より年下の19歳で、Tちゃんと言います。彼女は年下だったのですがヤンキーの親分だったのでとても根性がありました。今、もし彼女を知っている人がこの会場にいたら、愛してると伝えてください」。

(注:大黒摩季本人は彼女を本名(姓のみ)で紹介していたが、彼女はすでにマネージャーを辞めており、今は一般人として生活しているので、当ブログ管理人の判断でイニシャル表記としました。大黒摩季の有明デビュー以前からファンクラブ会員だった人は、古い会報に彼女が実名で登場しているのでおわかりいただけると思います。)

MCの後はビーイング時代の曲をメドレーで歌う(フルコーラス歌わず1番のみ)。「恋はメリーゴーランド」では「恋はメリーゴーランド、ぐるぐるround and round」の歌詞に合わせてタオルを頭上でぐるぐる回すパフォーマンス。
"Return to Love"が歌われたのも個人的には嬉しかった。この曲は大黒摩季の曲の中でも珍しく他人が書いた曲(作曲は栗林誠一郎)で、思い入れがないのかなぁと思っていたが、ちゃんと歌ってくれた。実は結構カッコいい曲で私はとても気に入っている。

中盤に歌われた「ふたり」は大黒摩季のファーストアルバムに収録されていた曲。当時は「大黒摩季はロックだ」と思っていたので、うっちゃってほとんど聴いておらず、盲点だった。

後半はニューアルバム"POSITIVE SPIRAL"の曲。私が酷評した「コレデイイノ?」も歌われたが、この曲は独特の振り付けをして歌う曲のようだ。「後ろの画面を見て!」と叫ぶ摩季姉の指示で、みんなで振り付けをして踊る。なるほど、「コレデイイノ?」はこの振り付けのためにエンターテインメント性重視で作られた曲だったのだ(いきり立って酷評した私がファンとして未熟だったということか?)。

アンコール前の最後の曲"START LINE"に入る直前、MC。
「今回、新しいアルバム"POSITIVE SPIRAL"を作ったわけですが、この"START LINE" を書けたとき、私、大黒摩季はまだまだ死んでいなかったんだとわかりました。デビュー15周年をきっかけに、私も新たな“スタートライン"に立ちたいと思います」というコメント。

アンコールに応えて再登場した大黒摩季は、15周年ライブらしく、これまで応援してくれたファンへのお礼企画として「言えなかった「ありがとう」」と題し、ピアノの弾き語りでありがとうのメッセージを紹介。最後は恒例の「ら・ら・ら」で締め。

15周年記念地方公演ということで、ラスト時のいつものお約束である「大黒摩季の老後の楽しみ企画」(各地のライブ会場でファンの「ら・ら・ら」の歌声を録音する)は省略かなぁと思ったが、結局これもいつも通り実施。

全体を通して思ったことは、今回、露出の少ない衣装だったということ。私は大黒摩季の売りはそこではないと思っているので、いつもこのような控えめな衣装でいてくれるほうがいいと思っている。
このあたりは、大黒摩季のライブに初めて参加する人が多いという点にある程度配慮した感じもみえる(「大黒摩季をよく知らないけど、近くに有名人が来たから行ってみようか」的な動機で参加した客を前にあまり露骨な露出をすると客が引きかねないので、これは率直に言ってよかったと思う)。

「今日、大黒摩季のコンサート初めての人」と本人が会場に問いかけると、なんと9割近い人が手を挙げていた。客層がいつもと全く違っているように見えた私のライブ開始前の感覚は正しかった。
大黒摩季にとっては、15周年を機会に新たなファン層を開拓しなければならない時期に来ていると個人的には思っているので、こうしたライブをやることはとても大事なことだと思う。いつものライブであれば、内輪である安心感からか時折飛び出す「毒舌トーク」も封印して、初めてライブに来る人に好感を持ってもらえるような演出に徹していたのも良かった。

この日のライブを機会に、「大黒摩季、結構いいじゃん」と思ってくれるファンがきっと増えたことと思う。

私自身も、今回、久々にライブに参加して良かったと率直に思う。前回のライブから2年以上経っており、感覚を失っているんじゃないかと心配したが、始まってみると手拍子を打つべきところで打てたし、腕を振るべきところできちんと振れたし、拳を振り上げるべきところできちんと振り上げることができた。大黒摩季ライブのこの感覚を、身体は忘れていなかった。そのことが率直に嬉しかった。

ここ数年、大黒摩季に関してあらぬ噂が流れたり、「コレデイイノ?」の出来に愕然としていきり立ってみたりと、私自身も動揺が続いていた。大黒摩季ファンを続けることに自信を失いかけた時期もあった。だが、今回のライブで吹っ切れた。

ステージの上の大黒摩季が「新たなスタートラインに立つ」と宣言した今回のライブ。これを期に私自身も、動揺していた過去にけじめをつけ、大黒摩季ファンとしての新たな「スタートライン」に立ちたいと思う。

~セットリスト~

失意のオーロラ
Cyber Love

~メドレー~
 あなただけ見つめてる
 DA・KA・RA
 チョット
 別れましょう私から消えましょうあなたから
 恋はメリーゴーランド
 Return to My Love
 FIRE
 永遠の夢に向かって
 夏が来る
 ROCKs

虹ヲコエテ
最良の日
ふたり
POSITIVE SPIRAL
コレデイイノ?
テノナルホウヘ
熱くなれ
いちばん近くにいてね
アイデンティティ
START LINE

~アンコール~
言えなかった「ありがとう」
GO☆
ら・ら・ら

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