HAPPY TABLE DIARY

健康と幸せはキッチンから
栃木県宇都宮市の
マクロビオティックサロン HAPPY TABLE 
杉村美樹のブログ

〜福岡滞在3日目vol.1 朝倉廣久本葛さまへ〜

2021-03-09 17:08:00 | 出来事
3月7日
念願叶い
朝倉廣久本葛さまへ







数年前に廣久さんの葛に出会ってからすっかり魅せられ、いつか工場見学へ伺いたいと思っておりました。











社長の久助さんは毎年11月から3月末頃は毎年鹿児島へ葛堀りへ出かけられているので今回の滞在ではお目にかかれないと思っておりましたが、今回福岡滞在でお世話になった仲ひろみ先生のお計らいで、私達の訪問に合わせて、一時帰ってきて下さいました。

段々日本産原料が取れなくなると言われておりますが、廣久さんの葛は純粋に100%国産

現在では
吉野葛と言われても
別な場所で作ったものを商品化される様になる
吉野で取られ作られるのは少しになっているようです。
国産の多くは鹿児島でとられていて、
天然物が少なくなっているのが現状のようです。

中には東南アジア産のものを混入したり
バイオ処理が行われたり
葛とさつま芋澱粉を混ぜ合わせたものでも
本葛 葛100%
として売られているものもあるようです。

廣久さんの葛は寒冷の地で寒い工場で発酵しないように作られていますが、
コストダウンしているところでは
発酵しないように
石灰水を水で解いて
浄水を入れ発酵を止め、
そこに
硫酸ペーパー調整剤を入れているのもあるようです。

石灰水が強アルカリなので
それを中和さるのに硫酸を使ったり
漂白剤で白くしたり
消泡剤で泡を消したり
最近では
次亜塩素酸ナトリウムを使い
漂白と殺菌を使うのが流行しているようです。

技術経験なくても作れる葛が多く出回っている様子です。。。

薬品の表示義務はなく
加工デンプンだけでOK

石灰水の表示義務もないようです。

利便性を求める時代
廣久さんでは伝統を守り
収穫から商品になるまで最低でも1年以上の時間を費やされて、その多くを手作業で丁寧に丁寧に作られています。

久助さんは
コロナがきっかけで
本物に対する考え方が変わり、見直されるきっかけになればと仰っています。

今回お話を伺い感銘を受けましたのは
企業の物差しと家業のものさし違うということ。

自分の作ったものを自分の家族に食べさせることができるのが本来の食品作り
使命感、志だけでは心が折れる
一人でも求めてくださる方がいたら頑張って作り続けられると。

久助さんのお話を伺い
廣久さんの葛と出会い
この葛しか使えなくなった理由が良くわかりました。

私にとっては
一般の葛が木綿だとすると、廣久さんの葛はシルク。

味が美味しいだけでなく、身体が喜ぶのも良く理解できました。

あらためて消費者も事実を知り、さらに的確な選択眼を持っていかなくてはいけない世の中なのだと実感いたしました。

こんなに愛おしい葛を使わせていただけることに幸せを感じると共に、
この素晴らしさを知った人たちで
さらにさらに広めていきたいと誓い合いました☆彡

できたての葛餅をいただき


久助さん、お母さま
仲先生、ご一緒した方々と記念撮影☆彡



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