欧米勢に倣い要請のあった、ゼレンスキー・ウクライナ国大統領のオンラインによる国会演説が 実現の運びとなる模様。予定では来る 3/23水曜の午後以降で、国会内いずれかの会議室にて オンラインにての実施となる由。
ロシア国による対ウクライナ国侵略は 依然激しい攻勢にあり、複数の病院や学校など宇国民の生命や生活に関わるインフラまでが無差別攻撃に晒され、小児を含む民間人多数に犠牲を生じているのは既報通り。更に周辺国への避難民も計 300万人超だとかで、以前にも増した人道支援と 速やかな停戦➡終戦を求める動きを強める必要もあろう。
北大西洋条約機構 NATO関連を含む 欧米との関わりで芳しいとは申せない所もあれ、今回の対ウクライナ国への攻撃は ロシア国側の明らかな国際法違反であり、厳しい指弾を受けるは当然だ。「一方の当事者」として異論もある様なのは承知だが、ここはゼレンスキー大統領の意向通り、国会演説に道をつける事そのものは認める者だ。以下 昨日の FNNプライム・オンライン記事を引用して、みて参りたい。
「3/23に国会でオンライン演説へ ゼレンスキー大統領」
ウクライナのゼレンスキー大統領が、3/23に日本の国会でオンライン演説を行うことが固まった。ゼレンスキー大統領は これまで米や英、独の各国議会でオンライン演説をしており、日本にも在日ウクライナ大使館を通じて開催を申し入れていた。
与党幹部によると、日本側は 3/22の開催を打診していたが 3/18夜、ウクライナ側から回答があり、3/23 午後 6時から、日本の国会でオンライン形式の演説を行うことが固まったという。今後、国会で正式な手続きが行われる。このニュースについて フジTV、風間 晋・解説委員に話を聞く。
内田嶺衣奈キャスター「ゼレンスキー大統領のオンラインによる国会演説は 前例がないことや技術的な課題というのを指摘されていましたが、実施の方向が固まったようですね」
風間解説委員「3/16の米国議会での演説は、本会議場とは別のホールで行われました。それを見て、日本も本会議場にこだわらずに調整が進んだと思います。」
一方、外国指導者の国会演説は 首脳会談や共同声明が前提だとの声もありました。平時の感覚ではそうなのでしょうが、今 ウクライナはロシアとの戦争があり、日本は 主要 7カ国 G7と結束して そのロシアに経済制裁を科しています。日本はすでに一方の側に立ってこの戦争に反対しているわけです。ゼレンスキー大統領の演説に耳を傾け、そうすることによって支援と連帯の決意を示す。それが G7の共通の感覚だと思います」(引用ここまで)
「前例がない」とは、国会を含む我国の政治機構内にて なるべく「冒険を避けよう」とする官僚機構の「勇気とやる気のなさ」を象徴する逃げ口上である。技術的課題があったとの説明も、その延長上にある。主権者たる国民として、我々は これまでこうした姿勢を許し過ぎてきた為に、保守側としても必要な改革や変革を怠らせてきた所はないか。ゼレンスキー・ウクライナ国大統領の国会演説ご希望は、こうした不良体質をゆっくりでも糾すきっかけにもなるだろうと思う者だがどうか。
次に ゼ大統領の国会演説要請承諾には、左右両派から反対の表明があるのは承知している。左からは主に「立場はどうあれ 紛争当事国の一方だけに発言機会を認めるのは問題」とか「国民が承知していない」などの勝手な表明がある様だ。右からのはというと、ゼ大統領が米連邦議会のオンライン席上 先の大戦・真珠湾攻勢の事共に触れた事への不興などがあるからと聞く。確かに我々日本人の前でこのまま取り上げられては違和感が拭えないが、他情報からは ゼ大統領は国毎に内容を見直した上で演説に及んでいるとも聞く。ここは ウクライナ国の凄惨な状況も踏まえ、努めて冷静な受け止めを心がけるべきだろう。
前述の「左の不良な反応」の詳細は 末尾の関連記事に譲りたいが、ゼ大統領国会演説への反対表明自体は個人の自由かもだが、それに絡めて「国民が許さない」などと口走るのは慎むべき。国民の総意は、そんな表明に及ぶ所謂「ノイジー・マイノリティ」の意図とは異なるはずだ。当該人物の名は 最早晒す様な価値もないのでここでは控えるが、長らく「民放左傾 TVで 一応はそっちの実績があった」のは間違いないのだと。だとすれば、TV露出度が高いのを好い事に、中露に媚びた自説が易々と通るとでも高を括っていたのだろうか。事実なら大甘である。大笑いだ。
話を戻す。ゼレンスキー・ウクライナ国大統領の国会オンライン演説についての賛否あるは理解する。それを踏まえるも、ここは一つ冷静にゼ大統領の話を聞き、その上でそれぞれの知力と人道的倫理観を尽くして向き合うというのが正道ではないか。此度の戦禍は インター・ネット時代を反映しての情報戦の側面もあり、本当に正義がどちらにあるか 分り難い所もあるが、侵略の挙に出たロシア国側には明白な国際法違反容疑が付き纏うもの。
完全にウクライナ国側に正義があるとは言えない状況もありはするが、欧米勢を初め G7と歩調を合わせるは、我国の確たる方針である事も理解しなければならない。後 3日、その時には ゼ大統領の演説を静かに聞きたいものと心得る。今回画像も先年ので恐縮。横浜市内で目撃の、西日本から東京へと上る JR夜行特急列車「サンライズ」の様子を。以下に 関連記事を 2件リンク致します。(私的憂国の書様➀) 「侵略」を「紛争」と言い換える鳥越俊太郎のズレた思考回路 - メディア (fc2.com)( 私的憂国の書様➁) 目覚めよ、お花畑論者だち ~ ゼレンスキー大統領、23日に国会で演説へ - 政治 (fc2.com)