Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

やはり 野党連携など無理

2018-12-09 19:02:44 | 国際・政治

先日の、外国労働人材確保を図った出入国管理法 並びに水道業の今後の健全性維持を目指した水道法、両法制の改正に関する国会審議は、確かに拙速の印象を免れず、安倍自公政権の「功を焦った」所が隠せないのは認めたい。しかしながら それを踏まえるとしても、野党側が質疑において 国会の決め事を破って良い訳ではない。

つい先日の参院審議でも、趣旨説明など演説時間の制限を守らなかった野党議員が複数あり「参院は良識の府」を標榜するなら、その主役たる参院議員が掟破りをして良い理由などない。こうした茶番が続くなら、我国会は、衆議経験もお持ちの 若狭 勝弁護士が主張される様に、国会一院化を目指した方が 国益にも沿っている事だろう。同氏は具体的明言を避けられたが、もしも具体化する運びとなれば、その時は参院廃止という事になろうと 拙方は見るものだ。

前置きに関連して、実は安部内閣の不信任案が提出される野党構想もあったらしい。しかし実現に至らなかったのは、折々主張される野党連携が不調なままである事の証左だろう。以下、今日付の拙地元紙 C新聞の記事を引用して、少し見て参りたい。

「野党反目 与党逃げ切り(改正入管法成立)~内閣不信任案 出せず」

12/7金曜の参院本会議を主舞台にした 入管難民法改正を巡る与野党攻防は、応酬を重ねて 12/8土曜未明までもつれた。主要野党(実は特定野党)は 安倍総理大臣や山下貴司法相に対する問責決議案を連発し、抵抗を過熱。与党は「拙速審議」との批判を押し切り、週末の国会開催まで想定して防御に走った。エスカレートした野党の攻勢には、立憲民主・国民々主両党の対立が影を落としていた。

「ルール」野党は 法改正を阻むため波状攻撃を仕掛けた。12/6水曜夕に提出した参院法務、農林水産両委員長の解任決議案に続き、12/7金曜は法相、総理の問責決議案を次々と出す。扱いは全て参院本会議。議案印刷など事務作業に 1~2Hを要するため、時間切れを狙った戦術だ。

12/7金曜昼、参院本会議場で趣旨説明に立った 森 裕子自由参議は「私は 参院の戦後最長演説記録を持っている」と宣言すると、規定の 15分間を大幅に超えて演説した。与党席からの怒号に「ルールを破っているのは安部内閣」と声高(こわだか)に反論。伊達忠一議長が「降壇しなさい」と重ねて注意。事務方に「やめさせろ、連れて行け」と強制退去を指示した。

対処のため、与野党の議員運営委員会理事が直ぐに集められた。森参議の振舞いに憤った大家敏志自民参議が、白 真勲立憲民主参議に暴言を発し 小競り合いが起きる。野党側は問題視、事態は更に悪化。大家参議が理事を辞任して収拾するまでに 6H半が経過した。(筆者註 因みにに白 立憲民主参議は 同じ参院本会議中、森自由参議と同様に演説時間超過を知りながら無視した 有田芳生参議に注意を促してもいる)

「読み」与党は 野党側の手の内を読み切れなかった。自民党国対筋は 立憲民主との水面下の接触を踏まえ、総理問責決議案は出ないと踏んでいた。参院法務委への 12/6木曜の総理出席は、衆院では応じなかった対応。12/7金曜夜に総理問責決議案が提出されると、与党側にも「野党の要求を受け入れてきたのに許せない」と火がついた。ほぼ固まっていた今国会最終日 12/10月曜の決算審議も「信頼関係が崩れた」と白紙になる。

この頃 自民党内では「いざとなれば 12/8土曜を使うしかない」と焦りが出始める。総理問責決議案を扱わずに 無視して入管難民法改正案の採決に突っ込む強行案も浮上したが、最後は総理と菅官房長官が「逃げる理由はない。受けて立つ」と判断した。与党側が懸念したのは、内閣不信任決議案だ。衆院に提出されれば、衆参全ての議事に優先させるのが慣例。速やかに否決しなければ、改正入管難民法を成立させられなくなる事態も想定された。

「疑心暗鬼」だが 立憲民主、国民々主両党の足並みは揃わず、内閣不信任決議案提出は見送られる。当初 提出をちらつかせてきた立憲民主は「世論を味方につけられない」と見送りへ傾いていた。消極的な国民々主の協力がないことを名目にする算段を描く。これを知った国民々主は 強く反発した。方針を一変、原口国対委員長が辻元立憲民主国対委員長と会い 内閣不信任案や総理問責決議案を提出するよう迫った。辻元委員長は内閣不信任案提出は認めず、双方は疑心暗鬼を募らせた。参院本会議で改正入管難民法が成立した時、時計の針は 12/8土曜の 4amを回っていた。枝野立憲民主代表は同日午後、記者団に「野党の意見が一致すれば内閣不信任案を考えたが、そうではなかった」として、一枚岩になれなかったことを認めた。(引用ここまで)

「又、いつもの・・か」との想いも強くするものだ。初めは声高に標榜するも、いざ事が進むと 結局はまとまらなくなって雲散霧消の道を辿る「野党連携」。しかもそれは、過去何度も繰り返されて来たものだ。ここまで来れば、もう童話「狼少年」よろしく 騒ぎ立てられてもどうせ同じ。そんな言葉にゃ動じないと言うか、そうしたくない想いの方が大きかろう。枝野立件民主代表は 直近の演説で政権交代構想を表した由だが、足元がこんなでは 到底実現どころか現状変更も覚束ない事だろう。今回の、国民々主党を向こうに回しての国会対応は、その弱さを露呈したと言える。全く「旧社会党への後退」そのものだ。今回画像は、拙故郷から遠くない JR蒲郡駅にて見かけた、大手陸運貸切貨物便の様子。各地にて、こうした輸送のあり様が目立つ様になって来ています。深刻なトラック運転手不足の表れかも知れません。


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