Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

高速自動車道ー「永遠に有料」となぜ言えぬ

2023-01-16 23:09:30 | 社会・経済

先日の事だが、昨夏 奈良県下にて参院選関連遊説中の、安倍元総理を銃撃で斃した容疑者が起訴された。殺人及び銃砲刀剣類取締法違反などの罪責だが、拙的には何も刑事責任能力を問う精神鑑定など不要だったのではと心得る。事件に際し 確実に安倍元総理お一人を標的にして確実に斃す一方、周囲は誰一人巻き込まないとの強い決意を実践した事にも表れていよう。又 銃火器準備につき、ほぼ全てインター・ネット情報で間に合ったとの明確な供述にも 注目と留意を要しよう。

そうは申しても、形を変えたテロ行為たる事に変わりはない。容疑者に共鳴する左傾勢力中には、獄中のこの人物に金品の差し入れや 減刑を求める署名の挙に出る者もあるやに聞き、署名数も 1万筆超とかで 社会的にも無視できる数字ではない様だ。しかしながらこうした共鳴への動きは極めて危険な兆候も事実。刑事事件の専門家複数からも、そうした指摘が上がっている由。拙的には そうした思考を認めるならば、1987=昭和 62年に生じた 記者 1名が犠牲となった、朝日新聞阪神支局襲撃事件の犯人をも英雄視する「義挙」とみられかねないと思うがどうか。

今後は裁判員裁判にて審理が進められる予定にも疑問が残る。曲りなりにもテロ事案。こうした事は、裁判員裁判の対象から外すべきと拙者などは感じるのだが。極刑を求めたい気持ちも分かりはするが、ここはそれを避けた方が賢明と心得る。仮に「もしも」としても、非友好の某国が 容疑者➡被告を使った可能性はゼロなのか。無期刑にしても、生かしておけば いつの日かその辺りを語り始める可能性もある。それは留意すべきとも思う者だが。

本題です。前述の起訴や、岸田総理の主要先進 7カ国・G7の関連国歴訪などの陰になった感もあるが、かねて問題視される 全国の高速自動車道の通行料無料化問題につき、国土交通省より(又も)時期が先送りされる事となった様だ。本当に「ドサクサ紛れ」。本当に 全く期待していないが、この問題についての 関係省庁の誠意なき不良姿勢も糾されるべき。以下 先日の読売新聞ネット記事を引用して、みて参ろうと思う。

「民営化で掲げた 高速道の無料化、事実上の撤回・・92年後まで有料可能に法改正へ」

国土交通省は、全国の高速道路を(西暦) 2115年までに有料にできるよう関連法制を改正することが 分かった。有料期間は これまでの最長(西暦)2065年から 50年延びる。2005( 平成17)年の 旧道路公団の民営化に際して掲げた無料化は、事実上撤回した形となる。

無料化を延期する背景には、高速道路の老朽化がある。利用料を取り続けることで、維持や更新にかかる費用を確保する。国交省が 1/23開会予定の通常国会に関連法の改正案を提出する。

高速道路は 法律で、料金収入を建設に伴う借金 約 40兆円の返済に充て、完済後は無料化することにしている。しかし 全国の高速道路は、開通から 30年以上が過ぎた区間が半数以上を占めるなど 老朽化が深刻で、補強や修繕が必要な箇所が増えている。また 渋滞解消や安全性の向上に向けた新規投資も求められており、現実に無料化は見通せていない。(引用ここまで)

本当に 高速自動車道の関連省庁、国土交通、財務の双方共 誠意のかけらもないなというのが拙印象だ。旧道路公団の民営化は、今世紀初の 小泉改革の一環として行われたものだが、その時・・いやそれ以前の昭和末期から、通行料無料化は不可能との感触を得たものだ。今回更に実施時期が延びた事で、もう実現は不可能とみて良いと思うがどうか。

旧国鉄の地方鉄道線もそうだったが、高速自動車道の新規開通も、保守与党議員の選対材料として利用されてきたのは事実。しかしながら  ➀今後の自動車通行量の減少が見込まれる事 ➁道路施設の老朽化度合が想像以上で、多額の修繕・補強維持費用を要する事が避けられない事・・などから、前述無料化はもう不可能との想いに至ったものだ。問題は、どうにかして 将来の見通しではあっても、無料化の道筋を残そうとする与党道路族を初めとする 抵抗勢力をどう切り崩すかだろう。

ガソリンに課せられる燃料税が長らく割高な「暫定税率」のままなのも問題視すべきとは思う。しかしながら それ以上にこの「無料化構想」の非現実性は事実。関連する説明責任は 当該諸企業にも当然求められようが、一度各地の高速自動車道を 収支面や利用面を含めて徹底的に調査すべきではないのか。勿論これらの資料が表になれば、高速自動車道の無料化が無理である事への 国民的理解も得られ、国土交通省なども それに連携すべきだろう。

要は 国民に分かる形で根拠を明らかにした上で 、未来永劫「できない事はできない」旨の説明を誠実に行い 理解を求める事だろう。保守側を含め、与党政治家に一つまみの勇気がないだけの話。本当は やればできる事だろう。以前から感じる事だが、我国の主要省庁にも そうした勇者は現れないだろうとの想いもありはするが。今回画像も先年のもので恐縮だが、鉄路を少し離れ 日本海側への行程でしばしば世話になる当地から新潟への夜行高速バスの様子を。目的地の JR新潟駅で下車直後の模様。


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