Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

原爆忌の谷間にこそ、平和の為の改憲に向けた動きを

2024-08-07 21:59:49 | 国際・政治
昨 8/6は、広島原爆忌。関連を含め 20万を超える多くの犠牲、そして長年に亘る後遺症の辛苦と己なりに謙虚に向き合い、続く長崎原爆忌と共に こうした形での核使用が二度となされぬ事を強く祈念するのは勿論だ。

その上で、昨日の広島原爆忌の追悼式典前後、弔意とは無関係の「左からの政治情宣的騒擾」が生じたのは、拙者も大いに不興を感じる所。原爆忌の厳粛な追悼の場は、決して立場の如何に関わらず 政治情宣プロパガンダ発信の場であってはならないはずだ。

詳しくは末尾の関連記事に譲る所もあるが、ここ数年毎回こうとあっては、広島は県と市を挙げてこうした暴挙に出る勢力を合法的に規制や排除ができる様、法や条例の整備に取り組まれる時だと愚考する者だ。

同時に、こうした挙動に出る勢力を助長してきたのは所謂「左による偏った平和教育」による所も否定できまいて。当地名古屋などでは 高校生向けの平和学習が極端な希望者不足で中止されたとの報も聞いたが、先の大戦時史実の復習と共に 近年険しくなった我国周辺の安保情勢にも目を向けた「今を生きる世代の平和と安全」についての学習も欠かせないと拙者などはみる者だ。

今回の本題にも繋がる所だが、現存世代の平和と安全維持の為には これまでの「対話だけの平和外交」では限界があり、やはり自衛隊が前に出る「抑止」の裏打ちが欠かせないのである。その意味からも、理想主義に流れ過ぎた中身の日本国憲法は もういい加減に見直しと更新(アップ・デート)の時をとうに迎えており、与党と野党有志には 曖昧さを捨てた率直な改憲議論を望みたいものだ。

依然支持の傾いている岸田総理は、それでも改憲への動きの指揮を諦めていない趣(おもむき)。それ自体は良いし、総理といえど 政見や政治活動の自由は最低限存在するだろうが、ただ一つ、言及した以上は それに見合った行動を我々に示して頂きたいという事だ。以下 今日の共同通信ネット記事を引用してみて参るが、今度こそ言行が一致せずとなれば 総理に「狼少年」のレッテルが大きく貼られる事ともなりかねない。

「9条改憲、8月末までに論点整理 首相、自衛隊を『しっかり明記』」

岸田文雄首相は 8/7の自民党憲法改正実現本部で、(日本国)憲法 9条への自衛隊明記の論点整理に関し、8月末を目指して議論を加速するよう指示した。

「いついかなる時でも、国民の命を守るという国家の最も重要な責務を この国の最高法規の中にしっかり明記する」と述べた。9月の総裁選を控え、改憲議論の前進を求める保守層へのアピールを狙ったとみられる。

首相は、憲法改正の国民投票に触れ「緊急事態条項と併せて、自衛隊明記も国民の判断をいただくことが重要だ」と強調。自民が来年、結党 70年の大きな節目を迎えるとして「党是である憲法改正の議論を進めるよう、自民党総裁としてもお願いする」と訴えた。

会合では 古屋圭司本部長が、9条の自衛隊明記などの論点を整理する作業部会の新設を表明。緊急事態時の国会議員任期延長の条文案を作成する作業部会も別途設ける。

これまでの党内議論で「参院の緊急集会」は憲法で定める唯一の緊急事態条項で、参院の重要な権能との認識を共有。緊急集会は「国会の代行機関」として 原則、国会の権能すべてに及ぶと整理した。(引用ここまで)

自衛隊の対 9条明記と緊急事態条項の整備は、拙個人は 割合国民的理解を得やすいとの感がある。近年の自然災害の多さがその背景だ。故に今度という今度こそは法整備実現へ向けての道づくりを確かにして頂きたいもの。

何せ日本国憲法は、1947=昭和 22年 5月の施行から 80年近く 一字一句も見直されも更新もされていない。社会経済学者・大前研一さんらによれば、日本国憲法のあり様は昭和中期の 1970年代前半辺りまではこのままで良かったが、特に今世紀に入ってから 我国周辺の安保情勢が険しくなってからは機能不全が進んだ感がある由。これには拙者も同感だ。

岸田総理が触れた 自衛隊の憲法明記と緊急時の議員任期延長には、主に左派側からの反発や忌避もあるやに聞くが、それはこの勢力が 日本国憲法に指一本触れて欲しくないからだろう。最早少数派と化した護憲勢力が図るのは、自制力の組織防衛とその利害だけ。そうである以上、国民的議論の喚起と改憲への方向性明示は 総理の大きな責務でもあろう。

広島・長崎両原爆忌を含む、戦没並びに戦災犠牲多数の各位の霊に報いる為にも誠実な進行を願いたいもの。今回画像は、当地南郊の JR笠寺貨物駅にて 同東海道本線へ直通の貨物便出発準備に精勤する 名古屋臨海鉄道ディーゼル機の模様をもう一度。毎度ながら、この一派の良き働きぶりには唸らされるものがありまして。以下に 関連記事をリンク致します。「私的憂国の書様」
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« この「対中薬剤協力」は危険... | トップ | 困難でも、中露を経ない日欧... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (のん子)
2024-08-08 20:28:54
この日は嫌いなんですよ。
勿論原水爆は反対ですが、左翼のお祭り日みたいになるからです。
核を作るなと言うなら共産主義国にこそ言うべきだと思います。
返信する
非友好側に甘い左派勢力 (HAKASE(jnkt32))
2024-08-08 20:46:48
のん子さん、今回もご見解を有難うございます。

貴主張は拙者も分かります。多大な原爆犠牲被害には
心よりの弔意とお見舞いを申すは当然ですが、仰る様
に 左派勢力による政治利用があるのも事実です。

これもご指摘通りで、同じ核兵器でも非友好側のそれ
には甘いのは 不公正の極みと言えます。

明日の長崎原爆忌で、この連中が 広島の時と同じ
挙に出るのか?一つ見ものではありますね。鳴りを
潜めるならやはりおかしいですね。まずは お礼まで。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際・政治」カテゴリの最新記事