Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「屋内全面禁煙化」の前にする事

2017-01-16 13:11:04 | 社会・経済

ピークは過ぎた様だが、まだ時折雪の舞う、不安定な天候の当地愛知。新幹線や航空を初め、鉄道交通への影響も残る。悪条件下でも、定時運行を心がけるのは勿論だが、一方で、気象面でどうしようもない状況に陥った場合の対処をどうするかも、一定は普段から考えておくべきではとも心得る。それは、地震や台風など、他の災害の時などにも通じる様な気がする所だが。

本題に入る。特に、都市部など大勢が集まる所で問題視される、受動喫煙問題。既に、健康被害も医学、科学の両面から証明され、世界的には、屋内での喫煙を基本禁じる法制作りも進んでいると聞く。この対策が遅れているとされる我国でも、厚生労働省が重い腰を上げ、ようやく屋内禁煙法制整備へ向け動き出した様だ。間もなく開会の今国会に、最初の法案が提出される見通しだと言う。

医療関係や、禁煙志向の市民勢力から歓迎される一方、全禁煙はおろか、喫・禁煙を分ける分煙すら進んでいない、中小の飲食店業界からは、大きな反発も起きている様だ。拙者も、喫煙は二十歳前後の頃、面白半分で一時嗜んだだけで、後は身体に合わず、ずっとやめたまま今日に至る。平成の初めまで好きだったパチンコも、それが元でやめた位。つまり、煙草の煙に燻し出されたと言う事だ。(これを書くと、悪友達からは「お前は害虫の様だ」と揶揄されるのも事実だが。苦笑)

話が脱線してしまった。前述の様な現状が、世界の大勢からも遅れ始め、又、2020=平成32年開催の決まった次回東京五輪~障害五輪を展望した時、そこでも、基本は屋内禁煙が徹底されなければならないとの必要から、法整備も進められる事となった様だ。その事は尊重するとして、余りに性急な事の進行はしないでもらいたい想いも一方にあり、以下記して参りたい。

大手の飲食店チェーンはとも角、個人経営のそれらは、正直店内禁煙は一部、喫・禁煙を分ける「分煙」も、徹底している訳ではない。現状だけでは、飲食店業界の法整備反対も一定は理解できる。そこで、少なくとも東京五輪~障害五輪の直前までを猶予期間として、全部は無理としても、相当部分(東京都内は、勿論大部分が望ましいが)での禁煙が実現する態勢を整え、それ以外は分煙、或いはそれができない中小店は「喫煙OKである」旨の表記を、看板でも貼り紙でも良いので、外国人旅行者にも一見して分る様、数か国語で行うべきだろう。

禁煙策は、拙者も受動喫煙を快く思わないので、対策の推進自体は結構な事だが、拙速は良くない。こうした健康政策も、我国の内政問題であり、世界の流れより遅れていると言えど、焦って実施してはならないのも事実。喫煙は、根深い生活習慣を伴う。まずは、やめられる方からやめれば良く、現状の喫煙者全員への強要は間違い。又、欧州の禁煙策と異なり、喫煙スペースの確保も、引き続き必要だろう。アジア人の、長らく煙草に親しんで来た、歴史的嗜好の所も留意されるべき。高圧的な禁止策より、煙草の単価をもう一段引き上げるなどの穏便な処置で臨むべき。屋内禁煙自体は必要であっても、よく言われる「禁煙ファシズム」に陥ってしまっては、反って不健全だからだ。

今回画像は、数年前の冬、新潟・福島県境で迎えた蒸機列車の様子。鉄道ファンは蒸機ファン。石炭の排煙も、余程深刻でなければ珍重されるが、だからこそ、煙草を嗜む方々を揶揄する資格は、本当はありません。吸殻をむやみに捨てたり置き去りにしたり、場所を弁えない喫煙は論外だが、マナーが守られてさえおれば、それは尊重されるべきと言う事でしょう。そんな心がけが「平和共存」の為には必要な気がする所です。

 

 


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2 コメント

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お前は害虫の様だ?普通の考え方だと思います (xkazex)
2017-01-17 19:59:52
HAKASEさん

こんばんは~
禁煙対策は難しいですが海外はレストランは禁煙です
建物の中では無く外にタバコの灰皿が置いてある所もありましたが
日本でタバコを販売しいてるて許されているので
全面禁止では無く販売する会社も禁煙所を考えないと・・・
パチンコ屋の前を通ってもタバコの煙や臭さにはとてもじゃあ無いです
パチンコ、タバコは国で許していて対策は何もしない身体に害があります
賭け事で財産失くしたりタバコ病気になって苦しんでいる人すべは己の
責任ですが迷惑を被る人もいます


蒸機列車は何時見ても力強さを感じますね
子供の頃に乗った想い出が脳裏から離れません
貴重な画像ですね(*^-^*)
いつもありがとう( ・・)( -.-)( _ _)
返信する
ご見解有難うございます (HAKASE(jnkt32))
2017-01-18 13:52:13
xkazexさん、今回もご見解を有難うございます。
欧州連合EU域内みたいに、全レベル一律で禁煙にできれば良いですが、
残念ながら、現状我国では、まだそのレベルに達していない事実を認めるべきと心得ます。
健康の為にならないのは分っていますが、今日明日すぐにやめられるものでないのも事実です。
やはり、一定期間の猶予を持って、喫煙できる店や施設を明確にする事でしょう。
それと、できる所から分煙を進め、それが一段落した所で、禁煙化へと移行すべきです。
そうする事で、煙草と無縁な方々を、喫煙スペースから遠ざける事が、現状でも一定はできるでしょうから。
まずは、お礼まで。
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