Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

自民政治資金問題を聞いても、左派野党に政権交代能力はない

2024-01-09 22:18:24 | 国際・政治
この元日、北陸能登を襲った震災も 羽田空港にて生じた航空機事故も、まだその全貌解明は途上。後者は緊急の安全策が打ち出され、離陸時の滑走路進出についての対策が複数盛り込まれた様で、危険の再来を招かない為にも 強い着実な実施が求められる所だろう。

全貌解明とくれば、与党自民の主要派閥が抱える 所謂パー券販売に絡む政治資金不正疑惑も同じだろう事は理解する。派閥によっては数億円に迫るとされる 意図的な裏金疑惑やその周辺の解明を、捜査に当たる東京地方検察庁特別捜査部は敢行して頂きたい。同時に、こうした問題の再発を防ぐというよりは続発を効果的に抑止する法整備も進められるべきではないか。

その事に留意するとしても、野党勢力に 政権交代のリアルを担う力はないと断言できる現状も事実。立憲民主党(以下、立民と略記の場合有)を初め 各党から政権交代を口にする事はあっても、それを実行する力はどの勢力にもないという事だろう。この件につき 今日の産経新聞ネット記事を引用して、みて参る事に。

「『ミッション型内閣』響かぬ掛け声 立民 泉 健太代表提唱も冷ややか」

立憲民主党の 泉 健太代表が提唱する野党結束構想が宙に浮いている。

まずは共通政策をまとめ、その実現を図る「ミッション(使命)型内閣」の樹立を目指すというプランだが、主要野党の反応は芳しくない。特に 日本維新の会(以下、維新と略記の場合有)や国民民主党は、憲法や安全保障、エネルギー政策などの基本政策の不一致を懸念し、立民内での意見集約を先行させるべきだと促している。

「まとまった意見でなければ 政権運営は難しい。土台を無視して『特定のテーマだけでミッション』と言っても、長続きしない」国民民主党の 玉木雄一郎代表は 1/9の記者会見でこう語り、基本政策の一致が政権構想の前提になるとの認識を重ねて示した。

泉氏は 自民党派閥のパーティー収入不記載事件を背景に (野党)結集の機運が高まった読み、昨年末から野党による政権構想の意義を訴え始めた。1/7の NHK番組では、共通政策となりうるテーマとして、教育無償化、ガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」凍結解除などを例示し「ミッション型内閣」を作ることができればいい」と改めて呼び掛けた。これらの政策を掲げる 維新や国民民主を意識していることは明らかだ。

ただし、玉木氏が指摘したような基本政策への言及は乏しい。とりわけ憲法に関しては消極的な姿勢が目立ち、1/7の番組では「憲法などで全て一致をしなければと言っていたら、いつまでも政権は担えない」、1/4の会見では「憲法改正から何から、全てを野党政権に求めるということではないと思う」と発言した。

一致しやすい政策に絞って結集を実現しようという戦略とみられるが、この点を懸念するのは国民民主だけではない。維新の 馬場伸幸代表も 1/5の会見で、立民内で憲法や安全保障に関する考えをまとめない限り「議論のテーブルにつくことは難しい」と断じた。

また 次期衆院選での立民との連携を目指す共産党も、今回の泉氏の構想には距離を置く。共産は、維新と国民民主を、自公両与党と並ぶ「悪政 4党」と位置づけているからだ。

志位和夫(党)委員長は 1/7の会見で、安全保障関連法廃止などを掲げる「市民連合」の要望を踏まえ立民、れいわ新選組、社民各党と事実上の政策合意を交わしたことを、野党連携の「土台」にすると表明した。一方で「ミッション型内閣」構想には連携しなかった。(引用ここまで)

要するに 泉立憲民主執行部の政権交代構想は「どっちつかず」という事だろう。遠く昭和期の旧民社党が「どっちつかず」と揶揄された同じ事を繰り返している印象だ。

維新、国民民主と憲法や安保の事共で歩調を合わせるのは不可能に近かろう。特に参院憲法審にあっては、立民の主要な顔ぶれは 多くがゴリゴリの護憲派だ。これでは対維新、対国民民主の連携を図っての議論さえそも不可能だ。

一見市民勢力を装った、実は多くが高齢左翼との指摘も聞く「市民連合」の要望通り 日共らとの左派的連携にしても上手くは運ぶまい。それを実行すれば、正に旧社会党に逆戻りではないか。進化や多様化を謳う以上、泉執行部にそんな事ができるのか。

どちらを歩むにせよ、現状の立憲民主党に 政権交代能力は備わっていないとみるのは拙者だけか。まぁ泉党代表にも交代の可能性はあると聞き、その一つは 枝野前代表の復帰だという話。まぁ我々保守側にとっては「招かれざる客」に近いか。

実現すれば、まず間違いなく左傾側へと進むだろう。つまり「憲法などで全て一致とはいかないから、いつまでも政権を担う事はできない」という事だろう。今回画像は 昨日出かけた、岐阜・滋賀両県境付近にての 伊吹山の雪景色を。麓を行くのはご存じ、東海道・山陽新幹線。
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